ホームページは作った。SNSも更新している。商品やサービスもある。それなのに、思ったほど問い合わせにつながらない。こういうとき、「もっとSNSを頑張らなきゃ」「広告を出したほうがいいのかな」「ホームページを作り直すべきだろうか」と考えがちです。もちろん必要な場合もあります。でも、その前に確認したいことがあります。それぞれの情報は、ちゃんとつながっているだろうか、ということです。
発信しているのに、受け取る側に届いていない
例えば小さなお店で、Instagramでは商品の写真を紹介し、Facebookではイベントを知らせ、ホームページにはお店の紹介と営業時間が載っていて、ネットショップも用意している。一見、必要なものはそろっています。ところがお客さんの立場では、Instagramを見たけれど価格がわからない、ホームページを見つけたけれど今も営業しているのかわからない、商品が気になったけれどどこから購入すればいいのかわからない、ということが起きます。問題は情報の量だけではありません。知ってもらうところから、理解してもらい、行動してもらうところまで、その流れが途中で途切れていないかを考える必要があります。
増やす前に、今あるものを5つの視点で確認する
①誰に知ってほしいのか。②何を知ってほしいのか。③興味を持った人に、次に何をしてほしいのか。④そのための情報はわかりやすく用意されているか。⑤自分自身が無理なく更新・運用できるか。例えば、SNSからホームページへ誘導したいなら、ホームページにはSNSで伝えきれなかった情報があるか。ホームページから問い合わせにつなげたいなら、何を相談できるのか、どこから連絡すればよいのかが分かるか。一つずつ確認すると、何を新しく作るべきか、今あるものを直すだけでよいのかが見えてきます。
「ホームページを作る」が最初の答えとは限らない
ホームページが必要な人もいれば、今あるホームページの改善でよい人もいます。SNSの使い方や発信する情報を整理するだけで変わる人もいます。Webの問題に見えて、実はサービスの説明が整理されていなかったり、自分の仕事をどう伝えればいいのか決まっていなかったりすることもあります。だからこそ、いきなり何かを作るよりも、まず現在の状態を見る。何があり、何が足りず、どこがつながっていないのか。ここが整理できると、次にやるべきことを決めやすくなります。
仕事がうまく進まないとき、努力が足りないとは限りません。もっと発信しなきゃ、もっと新しいことを始めなきゃと頑張る前に、今やっていることを一度並べてみる。すると、別々に見えていたものの間に、つながりが見つかることがあります。整理することは立ち止まることではなく、次に動くための準備です。
