ちゃんと説明しているのに、なぜ問い合わせが来ないのか|「分かる」の次に必要な信頼の情報

SI — Structural Intelligence

ホームページにはサービス内容を書いている。料金も載せている。プロフィールもある。Instagramも更新している。Googleマップも登録した。それなのに「なかなか問い合わせが来ない」。こういうとき、「もっと投稿しないといけないのかな」「デザインが悪いのかな」「SEOが足りないのかな」と考えがちです。もちろん原因の場合もあります。でもその前に考えてほしいのは、「この人に頼んでも大丈夫そう」と思える情報があるか、ということです。

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「分かる」と「頼める」は違う

「何をしている人なのか分かった」だけでは、まだ問い合わせにはなりません。「ホームページを作っています」「整体をしています」と分かっても、その次にお客さんは考えます。「じゃあ、ここにお願いして大丈夫かな?」ここから先が信頼の話です。お客さんは問い合わせボタンを押すまでに、「自分に合っているかな?」「料金は高くないかな?」「ちゃんと話を聞いてくれるかな?」「変な営業をされないかな?」「実際にどんな人がやっているんだろう?」と、たくさんの小さな不安を抱えています。Webの役割はサービスを説明することだけではなく、その不安を少しずつ減らしていくことでもあります。

信頼は「実績の数」だけでは作れない

開業したばかりで実績や口コミが少ないのは、確かに不利です。でも、Webに載せられるものが何もないわけではありません。なぜこの仕事を始めたのか、どんな経験があるのか、何を大切にしているのか、どんな人に向いているのか、どんな相談ができるのか、仕事をするときにどう考えているのか。今ある材料を、ちゃんと見えるようにするのです。小さな事業では、「何を売っているか」だけでなく「どういう考え方でその仕事をしているのか」が見えると、合う人が見つかりやすくなります。

プロフィールは営業資料ではない

プロフィールをただの経歴紹介にしていませんか。「○年生まれ」「○○大学卒業」「資格○個取得」だけでは、お客さんが知りたい「この人に頼んだら、自分はどうなるんだろう?」に届かないことがあります。プロフィールには、過去(なぜこの仕事をしているのか)、現在(今何をしているのか)、相手(どんな人の役に立てるのか)の3つがあると、単なる自己紹介から「相談する理由のあるプロフィール」に変わります。実績が少ないことを隠しすぎる必要もありません。事実を丁寧に出していくほうが、情報が積み重なって「この人、ちゃんとしているな」という印象になっていきます。僕はこれを「情報の蓄積による信頼」と考えています。

簡単な改善もあります。問い合わせボタンのすぐ上に、「まだ依頼内容が決まっていなくても大丈夫です。分かる範囲でご相談ください」という一文を置いてみる。それだけで問い合わせのハードルは少し下がります。派手なコピーではなく、相手が不安に思っていることを一つ先回りすることです。僕なら問い合わせの相談を受けたら、①見つかっているか、②何をしているか分かるか、③自分に関係あると思えるか、④この人に頼んで大丈夫そうか、⑤問い合わせるハードルが高くないか、の順番で見ます。問い合わせは最後のボタンだけで作るものではなく、その手前の情報を積み重ねた結果です。新しいSNSを始めるより、問い合わせボタンの手前を直すほうが先かもしれません。

ホームページを作ったのに問い合わせが来ない店向け『Web整理相談』— 誰向けか・何を頼めるか・どこから連絡するかを、伝わる順番に整えます。

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