コラム ブランド設計の基礎

パーソナルブランドとは?

パーソナルブランドとは?

こんにちは、まついちゃんです。今日はブログ「まついちゃんのブランド設計室」の第一回として、ブランド設計のいちばんの基本である「パーソナルブランドとは?」というテーマについてじっくりお話ししていきます。

このテーマは、わたしがブランド支援をする中でもっとも多く聞かれる質問のひとつです。

「パーソナルブランドって、要するに有名になるってこと?」 「SNSでフォロワーを増やすってこと?」

いいえ、それだけではありません。むしろ、"自分らしく生きたい"と願う人すべてにとって、 パーソナルブランドとは「自分の生き方や在り方を、社会に価値として翻訳すること」だと、私は考えています。


1. "らしさ"を武器にする時代

ひと昔前は、組織や肩書きが信用の源でした。 でも今は、"この人から買いたい" "この人の考え方が好き" といった「人軸の信頼」が大きな影響を持つ時代になっています。

特に女性や個人事業主の方々にとって、資格やスキルだけでは語りきれない「感性」や「経験」「世界観」が選ばれる理由になっています。

この“選ばれる理由”を設計するのが、パーソナルブランドです。


2. 肩書きじゃなく、物語が人を惹きつける

パーソナルブランドの核心は、「何者かになること」ではなく、 「自分の物語を、自分の言葉で語れるようになること」だと私は思っています。

たとえば、

  • 元保育士が子育て支援の講座を開く
  • 敏感で繊細だった経験を活かして、HSP向けのセラピーを提供する
  • 海外経験や田舎暮らしから得た知恵を、発信して仲間を集める

それぞれが“強い武器”でなくてもいいんです。大事なのは、「その人にしか語れないエピソード」があること。

パーソナルブランドとは、自分自身の過去・現在・未来を編み直して、誰かのための価値ある“ストーリー”にすることなのです。


3. パーソナルブランド = 自分の感性 × 社会への貢献

私はよく、こうたとえます。

パーソナルブランドとは、“自分の感性”を、“誰かの課題解決”に変える翻訳装置。

つまり、自分の「好き・得意・大事にしたいこと」を、 社会やお客様が「それ、ほしかった!」と感じるように“翻訳”して届ける力のこと。

ここには「戦略」と「感性」、両方の視点が必要です。

たとえば、

  • 自分の経験を棚卸しして「何に悩んできたか」「何が嬉しかったか」を振り返る
  • それを今、どんな人に届けたいかを考える
  • その人の未来にどんな影響を与えたいかを設計する

この一連の流れは、すべてブランド設計に繋がっていきます。


4. 「好き」を軸にしてもいい

「自分らしさで仕事になるの?」「好きなことでお金をいただくって難しそう…」

そんな声もよく聞きます。でも、わたしが伴走してきた多くのクライアントさんは、 最初はまったく自信がなかった方ばかりです。

  • ハンドメイド作家さん
  • 占いやリーディングを学んだばかりの方
  • 子育てが落ち着いて何か始めたい主婦の方

でも、自分の中にある“好き”や“こだわり”を掘り下げて、 それを「必要としている誰か」の課題解決に翻訳していくことで、 しっかりとしたブランドに成長していくのです。

これは、感性だけでなく「導線」や「価値設計」があるからこそ可能になります。


5. パーソナルブランドが育つとどうなる?

パーソナルブランドが確立すると、次のような変化が起きます。

  • 価格で選ばれず、「あなたから買いたい」と言われる
  • SNSでの発信がブレなくなる
  • 自分を無理に売り込まずに、自然に人が集まる
  • 「何をしている人?」と聞かれて、迷わず答えられる
  • サービスや商品が作りやすくなる(設計ができる)

つまり、自分の在り方がそのままビジネスや発信、サービスの軸になり、 暮らしや働き方もどんどん自分にフィットしていくようになるのです。


6. ブランドは“つくる”ものではなく、“見つけて磨く”もの

「ブランドをつくる」というと、何かゼロからイメージを作るように思われがちですが、 本来のパーソナルブランドは、

すでに自分の中にある“らしさ”を見つけて、言語化し、磨いていく

というプロセス。

誰かの真似ではなく、自分の人生そのものに意味と価値を見出していく作業です。


7. パーソナルブランドは、生き方そのもの

最後に、わたしが一番大切にしている考えをシェアさせてください。

パーソナルブランドとは、人生の本質を問い直すプロセス。

自分は何を大事にして生きてきたのか。 どんな想いを抱いてきたのか。 その想いを、これから誰に届けたいのか。

この問いに向き合うことが、結果的に仕事や収入、人間関係すらも豊かにしてくれます。

わたしは、それを「自分らしさの社会実装」と呼んでいます。

自分らしさを、誰かの役に立つ価値に変えていく。 それはとても尊く、パワフルなことだと思いませんか?


🌟まとめ:

  • パーソナルブランドとは、自分の感性や経験を、誰かの役に立つ価値に翻訳すること。
  • それは、発信・サービス・収益すべての土台になる“人生の設計図”でもある。
  • 誰かの真似ではなく、「自分の物語」を大切にしよう。

次回は、「好きをビジネスにするための5ステップ」をお届けします! 感性派のあなたにも、きっとヒントになるはずです。

読んでくださって、ありがとうございます🪄

――― まついちゃん(HAPPINESS ENGINE)

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