感性は「弱さ」じゃない。武器にできる。そのために必要なのは、“戦略”という地図。
はじめに:"感性派"のあなたへ
「好きなことをして生きたい」 「自分らしさを仕事にしたい」 「だけど、お金にならない」
そんな悩みを抱える人は少なくありません。特に、感性を大切にしている人にとって、ビジネスの世界はどこか“冷たくて遠いもの”に感じることもあるでしょう。
でも、私はこう思います。
感性を捨てなくても、稼げます。 自分らしさを守ったまま、ビジネスにすることは可能です。
そのために必要なのが、「戦略」という視点。 そして、その戦略を、あなたの感性に沿った形で“翻訳”する力。
今回は、感性を武器に変えるために必要な【戦略の考え方】を、まついちゃん流に解説します。
第1章:感性とビジネスの分断をなくす
「アートは売れない」は本当か?
多くの人が、クリエイティブ=趣味、感性=仕事にならない、という誤解を持っています。だけど実際、InstagramやBASE、STORES、minneなど、感性から始まったビジネスは山のようにあります。
つまり、“売れない”のではなく、“売り方を知らない”だけなのです。
感性は「価値の原石」
感性は、共感を生み、人の心を動かします。でもそれだけでは「ビジネス」になりません。なぜなら、ビジネスには“届け方”と“仕組み”が必要だからです。
その仕組みを整えるのが、戦略なのです。
第2章:感性を活かす5つの戦略設計
1. コンセプト設計:世界観に一貫性を
感性派にありがちなのが、「伝えたいことがたくさんありすぎて迷子」状態。まずは、自分の世界観を一言で言えるように整理しましょう。
→ 例:「癒しを届ける布小物」→「“お守りみたいな布小物”をつくる」
2. 顧客設計:誰に届けたいのかを具体化
“誰でもいい”は“誰にも届かない”。ペルソナ設計は、感性派こそ丁寧に行うべき戦略です。例えば、旭川市内の30代女性で、子育て中、自分の時間が欲しい人——このくらいまで具体的に。
3. 商品設計:感性×課題解決
「かわいい」だけでは売れません。お客様が「これ、私に必要だ」と思える理由を明確にしましょう。癒し・贈り物・自分時間・ストレス解消——感性を“使える価値”に翻訳するのです。
4. 導線設計:SNS→LINE→サービスへ
感性派は、どうしても“いいものをつくれば見つけてもらえる”と信じがち。けれど、届ける仕組みがなければ見つけてもらえません。 → SNSで興味喚起 → LINEで関係性構築 → 商品・サービスへ誘導 の流れが重要。
5. 継続設計:ファンと共に育てるブランド
単発で終わらせないためには、継続的な接点とリピートの仕組みが大事です。例えば、おみくじ付き商品、毎月のサブスク、季節のギフト提案など。
第3章:「感性」を捨てたら、ブランドじゃなくなる
戦略の話をすると「感性を犠牲にしなきゃいけない」と思ってしまう人もいます。 でも、私が届けたいのは逆のメッセージです。
感性は“消す”ものじゃない。ビジネスに“翻訳”すればいい。
● 感性を“言葉”にする力 ● 感性を“仕組み”にする力 ● 感性を“信用”に変える時間
これらが揃えば、自分らしさを削らずに、選ばれるブランドになります。
第4章:感性派がぶつかる5つの壁とその乗り越え方
壁1:「価格がつけられない」
→ 感性でつくったものに値段をつけるのは、怖い。でも、「誰かの人生の一部になる」ことには、価値があります。 → コツ:材料費 + 労力 + 提案力 + 世界観料 を含めて価格設計する。
壁2:「発信が恥ずかしい」
→ 感性は自分の一部。それを発信するのは確かに勇気がいります。 → 解決策:まずは“誰かの役に立つこと”を伝える意識に切り替える。
壁3:「売り込みが苦手」
→ 感性派は「買ってください」が苦手。 → だからこそ、“世界観に共感した人に選ばれる”導線づくりが重要。
壁4:「継続できない」
→ 感情に波があるのも感性派の特徴。 → 仕組み化(自動化・テンプレ化)と仲間づくりで補完する。
壁5:「成果が出ないと不安」
→ 戦略は“すぐ効く薬”ではない。けれど、方向性を整える“羅針盤”になる。
第5章:感性で“選ばれるブランド”になる
感性を活かすとは、単にアートっぽい見せ方をすることではありません。 それは、“世界観”を貫き、それに共感する人との関係性を育てること。
感性で生きるあなたが、戦略を身につけたとき、ブランドは「作品」ではなく「信頼」に変わります。 そしてそれが、「収益」へとつながっていくのです。
おわりに:感性は「才能」。戦略は「技術」。
才能は、持って生まれたもの。 技術は、誰でも磨けるもの。
感性を大切にするあなたが、「技術」としての戦略を手に入れたら。 きっと、あなたのブランドは、あなたの人生も、お客様の人生も豊かにしていくはずです。
その伴走、私は本気でやっています。
あなたの“ハピネスエンジン”が動き出す、その瞬間まで。