コラム ブランド設計の基礎

好きをビジネスにするための5ステップ

「好きを仕事に」は、夢ではなく戦略です。
あなたの感性を活かしたビジネスを、丁寧に、確実に、形にしていく5つのステップ。


こんにちは、まついちゃんです。

前回の記事では「パーソナルブランドとは何か?」についてお話しました。 今回は、「好きをビジネスにしたいけど、どうすればいいの?」という方へ、 感性と戦略を掛け合わせて進む5つのステップをご紹介します。

私自身、好きなことを発信するだけでは“仕事”にならなかった過去があります。 だからこそ、ただ好きなだけで終わらせず、社会やお客様と接続するための設計が大切。 それができれば、自分の感性を信じて進むビジネスは、ちゃんと選ばれ、愛され、続いていきます。

それでは早速、5つのステップをお届けします。


STEP1:感情を棚卸しする 〜「好き」は感情の中にある〜

好きなことをビジネスにする第一歩は、「本当に好きなことって何だろう?」を掘り下げること。

ここで大切なのは、スキルや肩書きではなく「感情」から見ていくことです。

・ワクワクした瞬間は? ・なぜか無性に語りたくなることは? ・悔しくて涙が出た体験は?

こうした感情にこそ、あなたの「原石」が眠っています。 好き=楽しいだけではなく、「違和感」や「嫉妬」なども大切なヒントです。

📝ワーク:好きなことを「行動×感情」で20個以上書き出してみよう!


STEP2:自分だけのストーリーを掘る 〜共感は「背景」から生まれる〜

人は「ストーリー」に共感し、信頼を感じます。

なぜそれが好きなのか。 どうして今、それを仕事にしたいと思っているのか。 どんな経験が、今のあなたをつくったのか。

「商品」ではなく「人」に共感してもらえるようになると、 リピーターや紹介が自然に生まれていきます。

🪞自己理解を深めるキーワード ・過去の原体験(転機や傷) ・今、感じている課題や問い ・未来に届けたい世界や希望


STEP3:価値を言語化する 〜「好き」を“届ける形”に変換する〜

どんなに素敵な想いでも、伝わらなければ選ばれません。 だからこそ、「自分らしさ」を“言葉”で表現する力が必要です。

ここでのポイントは、「誰に」「どんな変化を」「どう届けるか」を明確にすること。

例えば、 「刺繍が好き」→「手作りの温もりで、忙しいママに癒しの時間を届けたい」など。

🎯3つの視点で言語化する: ・ペルソナ(理想のお客様) ・ベネフィット(得られる変化) ・ポジショニング(市場での立ち位置)


STEP4:ブランドを設計する 〜感性を“選ばれる仕組み”に変える〜

「ブランド」は、あなたの感性を社会に届けるための“翻訳装置”です。 世界観や発信のトーン、サービスの名前や価格設定も含めて、 あなたの“らしさ”を、信頼に変える設計が必要です。

🧭 設計に必要な要素: ・ビジュアル(色・フォント・写真) ・言葉(キャッチコピー、プロフィール) ・導線(LP、SNS、ブログ、LINEなど)

このステップでは、ただ「おしゃれ」なだけでなく、 「必要な人に届く」ための構造を作っていきます。


STEP5:小さく試して、育てる 〜“完璧”より“接続”〜

最後のステップは、実践あるのみ!

「ちゃんと整ってから発信しよう」「まだ商品がないから...」と 動けなくなってしまう方も多いですが、大切なのは“接続”すること。

小さなサービスや1投稿でもOK。 自分らしく届けて、受け取ってくれる人がいたら、 そこからフィードバックを受け取り、育てていきましょう。

🚀 育てるポイント: ・「反応」より「対話」 ・数字より「声」 ・焦らず、誠実に積み上げる


まとめ:ビジネスは、感性の社会実装

「好きを仕事にする」って、実はすごく“社会的”なこと。

なぜなら、あなたの感性や想いが、 誰かの課題を解決したり、癒したり、希望になったりするからです。

だからこそ、ちゃんと「価値」として設計することで、 自分らしさを社会とつなぎ、ビジネスに育てていける。

そのためには、 感性を信じて深く見つめ、 戦略を持って外に届けていく。

そんな「感性 × 戦略」のアプローチで、 一緒に“自分らしいブランド”を育てていきましょう🌱

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