【あなたの発信、どこに向かってますか?】 ──「導線・世界観づくり」に悩む感性派のあなたへ
はじめに:世界観を整える前に、「行き先」を決めよう
インスタの投稿。ブログの記事。ストーリーズのつぶやき。あなたが今、届けようとしているその発信。
──それ、どこに向かっていますか?
たとえば、毎日お弁当を作ってる人が、写真をアップしながら「なんとなく見てもらえたら嬉しい」という気持ちで投稿を続けている。でも、そこに「このお弁当づくりから得た気づきを、同じようにがんばるママたちに届けたい」という意図があるだけで、発信のあり方はガラッと変わってくる。
あなたの「なんとなく続けてる発信」には、どんな行き先があるでしょうか?
感性のままに綴るのは素敵です。 でも、もしそれを“仕事”や“ブランド”につなげたいなら、「世界観」だけじゃなく「導線」──つまり、どんな未来につなげるための“道”なのかを整えることが欠かせません。
感性派が迷いやすい3つの導線迷子パターン
1. 「好きだから」だけで発信が散らかる
表現したいことがたくさんある。
ハンドメイドの作品も、日々の暮らしも、心のつぶやきも、全部あなたの中では“つながっている”のに、発信が受け手にとってはバラバラに見えてしまう。すると「結局、何をしている人?」と迷われてしまう。
→【解決のヒント】 まずは「自分が届けたい未来像」を描く。世界観=“届けたい風景”と捉え直すと、発信がつながり出します。
2. 商品やサービスに“入り口”がない
「こういう活動してます」「作品づくりが好きです」と言っていても、見る人が「どうやって関われるの?」と思ってしまう。
→【解決のヒント】 導線とは「見つけて→興味を持って→行動する」までの流れ。たとえば、「プロフィールにリンクを置く」「定期的にサービスを紹介する」「申し込みしやすいページを用意する」など、次のステップが“見える”工夫が必要です。
3. 未来のイメージがないから、育てられない
今できることだけで発信が止まってしまう。将来的に仕事にしたい、ブランドとして育てたい……と思っていても、どんな形になるかが見えていないから、次のアクションが起こせない。
→【解決のヒント】 「ブランド」は“今の延長線上にある未来”を設計することから始まります。今できること × 理想の未来 を掛け合わせたビジョンを、まずは「言葉」にすることからスタートしましょう。
「導線」は、“信頼”をつくるための道
導線設計というと、「売るため」「集客のため」というイメージを持たれがちですが、本質は“信頼を築くための道筋”を整えること。
あなたが「どんな想いで」「どんな人に」「どんな変化を届けたいか」をきちんと伝えるための仕組みです。
感性で届けることは、熱量があります。 でも、戦略という道筋があると、その熱がしっかり届きます。
世界観は、“好き”の集積ではなく、“信じていること”の輪郭
感性派がつくる世界観は、とても豊かで、魅力的です。 でも「好きなものを集めただけ」では、相手にとっては“ふんわり”としか伝わらないことも。
大切なのは、「私はこういう世界を信じている」 という“思想”を軸に据えること。
世界観は「装飾」ではなく「哲学」なんです。
「届けたい風景」を描くワーク
ここで、あなたの発信の未来像を明確にするためのワークを紹介します。
STEP1:あなたの理想のお客様が感じている悩みや迷いを書き出す
→例:「自信が持てない」「SNSが苦手」「価格設定に迷う」など
STEP2:その人に、あなたの活動を通じてどんな未来を見せてあげたいかを描く
→例:「自分らしい発信ができるようになる」「好きなことで仕事ができる」など
STEP3:その未来像を1枚の絵にするイメージで言語化する
→例:「暮らしの延長にある、心地よい仕事」「無理なく続く、自分サイズのブランド」など
このステップを通じて、あなたの“発信が向かう未来”が見えてきます。
感性と戦略のハイブリッドが“選ばれるブランド”をつくる
導線だけでも、世界観だけでも、ブランドは育ちません。
感性だけで届けていたものを、“伝わる言葉”に整える。 なんとなく発信していたものを、“行き先のある旅”に変える。
それが「自分らしさを、社会とつなぐ設計」です。
まとめ:発信とは「誰かと出会う、道づくり」
あなたが、日々の中で感じたことや想いを発信しているのは、 「誰かに出会いたい」からではないでしょうか。
届けたい誰かがいて、その人に“ちゃんと届く道”を用意する。 これが、導線であり、世界観づくりの本質です。
そして、それを一緒に描き、整え、かたちにするのが、 まついちゃんの「ハピネスエンジン」としての役割でもあります。
あなたの発信が、ちゃんと“行きたい場所”に届きますように。