今のホームページや業者を見直したいとき、作り直す前に確認すること

SI — Structural Intelligence

ホームページを作った。SNSもやっている。名刺やチラシも、ロゴもある。必要なものは一通り揃っているのに、なぜかしっくりこない。「作り直したほうがいいのかな」「今のWeb業者に頼み続けていいのかな」「せっかく作ったものを捨てるのはもったいない」。そんなとき、「作り直す」と決める前に見直したいのが、「今あるものの、何が問題なのか」を分けて考えることです。

目次

まず、「何が気に入らないのか」を分ける

「今のホームページがなんとなくダメ」という言葉だけでは、まだ判断できません。デザインが古く感じる、スマートフォンで見にくい、何の会社・お店なのか分かりにくい、商品やサービスが分かりにくい、問い合わせ方法が分からない、更新できない、SNSとつながっていない、検索されているのか分からない、作ったけれどほとんど使っていない。これらは全部「問題」ですが、原因はそれぞれ違います。デザインの問題と情報設計の問題は違いますし、業者の問題と依頼内容の問題、制作物の問題と運用の問題も違います。ここを一緒にしてしまうと、「全部作り直そう」という結論になりやすくなります。

見直すときは「4つ」に分ける

僕なら、まず次の4つに分けます。

1. 目的:このホームページや制作物は、何のためにあるのか
2. 中身:必要な情報が、必要な人に分かる形で入っているか
3. 仕組み:更新・管理・問い合わせなどが無理なく続けられるか
4. 人・業者:誰が作り、誰が管理し、誰に相談できる状態なのか

この4つを確認すると、「ホームページそのものが悪いのか」「使い方が悪いのか」「そもそも目的が変わったのか」が見えやすくなります。たとえば「古い」と感じても、デザインが古いならデザインを、情報が古いなら情報を、構成が古いならページ構成を、仕組みが古いならシステムを見直せばよく、事業そのものが変わったときに初めて全体の再設計を考えます。「何が古いのか」を特定することが先です。

「業者を変える?」の前に、現在地を把握する

業者を変えるかどうかも、すぐに決めなくて大丈夫です。先に確認したいのは、何を頼んだのか自分でも説明できるか、現在の契約内容が分かっているか、ドメインとサーバーの管理者が分かっているか、更新方法が分かっているか、困ったときに誰へ相談すればいいか分かるか、毎月・毎年いくらかかっているか分かるか、契約を終了した場合に何が残るのか分かるか、です。このあたりが曖昧なら、業者を変える前にまず「現在地」を整理したほうが安全です。「良い業者・悪い業者」を先に決めるのではなく、今、自分の事業が何を誰に任せているのかを把握することが先です。

制作物は「残す・直す・やめる」に分ける

対象はホームページだけではありません。ロゴ、名刺、パンフレット、チラシ、写真、動画、SNSアカウント、ブログ、ネットショップなど、事業を続けると制作物は増えていきます。ここでも全部を作り直す必要はなく、今でも役割を果たしているものは「残す」、一部を修正すれば使えるものは「直す」、役割がなくなったものは「やめる」に分けます。大事なのは、「せっかく作ったから残す」でも「古いから捨てる」でもなく、今の事業に必要かどうかを基準にすることです。あわせて、小さな事業では「自分たちで管理できるか」も重要です。どんなにきれいなホームページでも、更新できない、料金変更ができない、問い合わせ先を変更できない状態では、事業にとって扱いにくい制作物になってしまいます。

まとめ

新しい業者に相談する前に、目的、現在困っていること、今後どうしたいか、残したいもの、直したいもの、自分たちで管理したい範囲、予算と維持費の7項目を整理しておくと、打ち合わせが「おしゃれなホームページが欲しい」から「この目的のために、この部分を改善したい」に変わります。見直しの選択肢は一つではなく、そのまま使う、一部を直す、運用方法を変える、業者を変える、作り直す。「作り直す」は最後の選択肢の一つです。何のためにあるのか→誰に何を伝えるのか→今、何が問題なのか→何を残して、何を直すのか→誰に何を頼むのか、という順番で整理すると、具体的に何を変えるべきかが見えてきます。今あるものを捨てる前に一度並べてみると、意外とまだ使えるものが見つかることもあります。

ホームページを作ったのに問い合わせが来ない店向け『Web整理相談』— 誰向けか・何を頼めるか・どこから連絡するかを、伝わる順番に整えます。

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