誰に伝えるのか、その人は何に困っているのか、自分に関係あると思ってもらえるか。そこまで考えたら、次は「何を見せるか」です。情報は、多ければ多いほど分かりやすい、とは限りません。
「全部載せる」と、分からなくなる
自分の仕事については、知っていることがたくさんあります。商品のこと、作った理由、経歴、こだわり、技術、お客さんとの思い出。「せっかくだから全部載せよう」という気持ちも分かります。でも、初めて見る人にとっては、情報が多いほど「結局、何が大事なの?」となってしまうことがあります。
「知っている」と「理解する」は違います。商品名と価格が書いてあれば商品の情報は伝わっていますが、「自分に合うのか」「どんなときに使うのか」「なぜこれを選ぶのか」まで分かるとは限りません。だから「何を載せるか」だけではなく、「何が分かれば、その人は理解できるのか」を考えます。
情報は「順番」でも伝わり方が変わる
同じ情報を載せていても、順番が違えば理解は変わります。たとえば、①何のお店なのか、②自分に関係ありそうか、③どんな商品・サービスなのか、④具体的にどう利用するのか、⑤場所・料金・予約などの詳細。こうして理解が一段ずつ進むように情報を並べることも、Web整理のひとつです。
また、写真も「情報」です。お店の外観、店内、商品、作っている様子、実際に使っている場面。写真一枚で、文章より早く伝わることもあります。「何を見せるか」を考えるときは、文章だけでなく、写真や動画、図、地図も含めて考えます。
「何を載せないか」も考える
Webを整理するとき、つい「足りない情報」を探しがちです。でも実際には、「多すぎる情報」を整理することも多いのです。今すぐ必要ではない情報、誰に向けたものか分からない情報、古くなっている情報、他のページと重複している情報。削除する場合もあれば、別の場所に移す場合もあります。大事なのは、「載せない=価値がない」ではないということです。
Webを見ている人は、情報を読みながら「ここに頼んで大丈夫かな」「自分に合っているかな」と判断しています。実績やレビューだけではなく、どんな人がやっているのか、どんな考え方なのかも、判断の材料になります。
まとめ
「何を載せるか」ではなく、「相手が理解するために、何が必要か」。この順番で考えると、Webに載せる情報の選び方が少し変わります。情報を増やす前に、まず「今ある情報で、何が分かるのか」を見てみる。足すことも整理、減らすことも整理、順番を変えることも整理です。
