小さな事業のWeb導線をどう設計するか?|「見つける」から「問い合わせる」までの流れ

SI — Structural Intelligence

Webサイトを作った。SNSも始めた。ブログも書いている。でも、なぜか問い合わせにつながらない。そんなとき、「もっと発信しなきゃ」と考える前に、人がどこから入って、どこへ進むのかを見てみます。Webサイトには情報を置くだけでなく、「次に何をするのか」という流れがあります。僕はそれをWeb導線として考えています。

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導線は「一本道」ではなく、入口と受け皿をセットで考える

人の動きは一本道ではありません。SNSで知る人、Google検索で見つける人、紹介される人、名刺や看板を見てあとから検索する人、一度見て数日後にまた検索する人。だから導線は、いくつもの入口から必要な情報へ進める道として考えます。最初に考えるのはトップページではなく、「初めて知る人はどこから来るだろう?」という入口です。入口が決まったら受け皿――その人が次に行く場所がWebサイトなのか、商品ページか、予約ページか、店舗情報かをセットで決めます。SNSの投稿の「詳しくはこちら」というリンクも、「サービス内容と料金はこちら」のように、リンク先で何が分かるかを書くだけで、進む理由が分かりやすくなります。

人はいきなり「問い合わせ」しない

初めて知った人がいきなり問い合わせるとは限りません。まず知る、興味を持つ、詳しく見る、自分に関係があるか考える、料金や事例を見る、もう一度考える、そして問い合わせる。そういう時間があることが多いのです。フォームを設置するだけでは問い合わせは増えません。「何を聞いていいのか分からない」「料金が分からない」「自分が対象なのか分からない」という不安があるからです。どんな相談ができるのか、どんな人が対象か、料金の目安、進み方、よくある質問などを先に置いておくと、問い合わせまでの距離は短くなります。トップページに全部載せる必要もありません。ページの最後に「この記事を読み終わった人は次に何をするか」を考え、関連するページへの案内を用意することも導線です。

まずは一本の流れでいい

「SNS → Webサイト → サービスページ → 問い合わせ」。これだけでも立派な導線です。商品なら「SNS → 商品ページ → 購入」、店舗なら「検索 → 店舗情報 → 地図・営業時間 → 来店」でもいい。全部を完璧につなげようとせず、自分の事業に必要な一本を考え、必要に応じて増やせばいいのです。問い合わせが少ないときも、新しいSNSを始める前に今の導線を確認してみてください。どこから来て、どのページを見て、どこで離れているのか。集客が足りないのではなく、途中で情報が途切れているだけの場合があります。増やす前に、整える。僕は小さな事業のWeb整理では、ここがかなり大切だと思っています。

ホームページを作ったのに問い合わせが来ない店向け『Web整理相談』— 誰向けか・何を頼めるか・どこから連絡するかを、伝わる順番に整えます。

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