情報を整理する、頭の中を整理する、仕事の流れを整理する。そうやって考えていると、僕が特に整理したいと思う場所がだんだんはっきりしてきました。それが小さな事業です。一人で仕事をしている人、家族や少人数でお店をやっている人、本業をしながら別の活動をしている人。そういう人たちの「困った」を、もう少し減らせたらいいなと思っています。
小さな事業は、本業以外の仕事が多い
一人で仕事をしていると、本当にいろいろなことをやります。商品を作る、お客さんと話す、仕入れる、発注する、梱包する、発送する。さらに、SNSを更新する、写真を撮る、ホームページを直す、問い合わせに返事をする、売上を確認する、イベントの準備をする。人によって内容は違いますが、共通しているのは「本業以外の仕事」がけっこう多いということです。お店をやっているのにパソコンの設定まで自分でやる。商品を作っているのにSNSの文章まで考える。できる人もいますが、できることとやり続けたいことは別です。
一番もったいないのは「誰に頼めばいいか分からない」
小さな事業の相談でけっこう多いのが、この状態です。「ホームページを直したい。でも、何をどう直したらいいのか分からない」「SNSをちゃんとやりたい。でも、何を投稿すればいいのか分からない」「ネットショップを始めたい。でも、どこから手をつければいいのか分からない」「情報をまとめたい。でも、何を残して何を捨てればいいのか分からない」。そして「こんなことを人に聞いていいのかな?」となる。僕は、ここがけっこうもったいないと思っています。分からないことがあること自体は全然悪いことではありません。仕事をするために必要なことが、たまたまWebやITだっただけかもしれない。だったら、そこは誰かに聞いていい。
苦手なことは、本人の価値とは関係ない
パソコンが苦手だからといって、その人の仕事が苦手なわけではありません。SNSが苦手だからといって、商品に魅力がないわけでもありません。本業のことなら誰よりも詳しい人が、Webだけは分からない。そういうことは普通にあります。僕は、その「分からない部分」だけを一緒に整理できればいいと思っています。その人の仕事そのものを僕が代わりにやる必要はありません。その人にしかできないことと、僕ができることを分ければいいのです。また、WebやITの話になると「これくらい普通にできますよね」という空気になることがありますが、「分からないなら勉強してください」ではなく「どこが分からないのか、一緒に見てみましょう」くらいでいいと思っています。
全部をやる必要はないし、「何でもやります」でもない
小さな事業では使える時間も人手も限られています。だから「大企業と同じことを全部やりましょう」という考え方には少し違和感があります。SNSを全部やる必要があるのか、毎日投稿しないといけないのか、立派なホームページが必要なのか、新しいツールを全部使う必要があるのか、広告を出す必要があるのか。「その人に本当に必要なのか?」は一度考えていい。同時に、ここは誤解されたくないところですが、小さな事業の困りごとを何でも僕が解決します、という話でもありません。税務のことは税理士さん、法律のことは弁護士さん、労務のことは社労士さん。僕の領域は、Web、情報、企画、編集、整理、ツールです。そのあたりを中心に「何が問題なのか分からない」という状態から一緒に整理していって、必要なら別の専門家につなぐこともある。それくらいの距離感が、僕にはちょうどいいと思っています。
まとめ
僕が減らしたいのは、「何を書けばいいか分からない」「どこに載せればいいか分からない」「何からやればいいか分からない」「これって必要なのかな?」といった小さな「困った」です。一つひとつは大きな問題ではないかもしれませんが、10個、20個と積み重なるとけっこう疲れます。よく分からないまま抱えている仕事を整理して、仕組みにしたり、誰かに任せたり、やめたりできれば、本当にやりたいことに使える時間も増えるかもしれません。小さな事業を大きく見せたいのではなく、その人が今持っているものを整理して、ちゃんと使える状態にしたい。それが、僕が小さな事業に関わっていきたい理由です。何から手をつければいいか分からないときは、松井構造室のWeb整理相談で、今の状態を一緒に整理するところから始めることもできます。
