WebやSNSに「正解」はない|その人に合う方法を選ぶために情報を整理する

SI — Structural Intelligence

街を見て、店を見て、Webを見て、SNSを見て、道具を見て、AIを見て、人を見て、地域を見て。いろいろなことを考えてきました。でも、こうして並べてみると、結局ずっと同じことを考えていた気がします。「これが正解なのか?」ではなく、「これって、その人に合っているのかな?」ということです。正解を探すより、合う答えを探したい。

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正しいものは、正しく扱う

もちろん、世の中には正解があります。Webサイトの技術的な設定、法律やルール、仕様に合わせなければいけないこと。そういうものは「自分にはこれが合うから」で変えてはいけない場合があります。そこはちゃんと調べる、確認する、必要なら専門家に聞く。そういうところまで「人それぞれ」で片づけたいわけではありません。正しいものは正しく扱う。そのうえで「じゃあ、どう使う?」を考えたいのです。

「みんながやっている」は、その人に合うとは限らない

Webの仕事をしていると、いろいろな「定番」に出会います。ホームページを作る、SNSを使う、ブログを書く、広告を出す、動画を作る、メルマガを送る。どれも必要になる場合はあります。でも「みんなやっているから」だけでは、理由として少し弱い。その人が毎日忙しくてSNSを更新する時間がほとんどないなら、毎日投稿する方法は続かないかもしれない。逆に、人と話すのが好きで日々の出来事を話すことが苦にならない人なら、SNSが自然に続くこともあります。同じ方法でも、人が変われば事情も変わる。だから僕は「何をやるか」だけではなく「誰がやるのか」を見たいと思っています。

「合うかどうか」は、けっこう具体的な話

「その人に合う」というと感覚的な話に聞こえるかもしれません。でも実際には具体的です。その人に使える時間はどのくらいあるのか。予算はどのくらいか。誰が作業するのか。どんなお客さんがいるのか。何が得意で、何が苦手なのか。どこまでなら続けられるのか。そういう条件を一つずつ見ていくと、「一般的には良さそうだけど、この人にはこちらのほうが現実的だな」ということが出てきます。「できる」と「続けられる」も別の話です。作ったあとに誰が使い、誰が更新し、どのくらいの頻度で使うのか。そこまで考えて、初めて「合っているか」が見えてきます。

整理するのは、自分で選べるようにするため

僕が「整理」という言葉をよく使うのは、答えを一つに決めたいからではありません。むしろ逆です。何があるのか分かる、何が必要なのか分かる、何を優先するのか分かる、何をしなくてもいいのか分かる。そこまで整理できれば、自分で選べるようになります。僕が答えを押しつけるのではなく、その人自身が「じゃあ、これにしよう」と決められる。その状態を作ることのほうが大事だと思っています。もちろん、選んだら終わりでもありません。「合っている」と思って始めても、やってみたら違うことがある。それも普通です。考える、小さくやってみる、見てみる、直す、必要ならやめる。「今はこれが合っている」——それだけでも十分な答えだと思います。

正解を知っている人になりたいわけじゃない。その人にとって、何が合っているのかを一緒に考えられる人でいたい。これが、今の僕が考えていることです。

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