僕は、仕事と遊びの境目が、あまりありません。といっても、「24時間仕事しています」という意味ではありません。ちゃんと休むし、仕事をしない時間もあります。ただ、遊んでいるときに仕事のことを思いつくことがあります。逆に、仕事をしている途中で「これ、ちょっと面白いな」と思って、いつの間にか遊びみたいになっていることもあります。その境目が、僕の中ではけっこう曖昧です。「仕事だから見る」のではなく、面白いから見ている。それが、あとで仕事につながることがあります。
店に行っても、イベントに行っても、つい見てしまう
例えば、どこかのお店に行ったとします。普通に買い物をして、普通に帰ればいい。もちろん、それもしています。でも、店内を見ているうちに、いろいろ気になってきます。商品の並び方、値札、POP、看板、店員さんの案内、お客さんがどこで立ち止まっているか。「この配置、分かりやすいな」と思うこともあれば、「ここ、ちょっと迷うな」と思うこともあります。別に、店を評価しに来ているわけではありません。ただ、気になってしまう。イベントやマーケットに行くのも好きです。商品を見る。人を見る。会場を見る。どんな人が来ているのかを見る。どこに人が集まっているのかを見る。どんな商品に人が足を止めるのかを見る。そうしていると、また考え始めます。「この見せ方、面白いな」「このイベント、こういうところがいいんだな」「自分だったら、どう組み立てるかな」。こうなると、もう半分遊びで、半分仕事です。でも、それくらいが僕にはちょうどいいのです。
遊びから、仕事のアイデアが生まれる
何かを見ていて「これ面白いな」と思ったことが、後から仕事のアイデアになることがあります。その場では、仕事に使おうなんて考えていません。ただ面白かったから、覚えている。その後、別の仕事をしているときに「そういえば、あれって使えるかもしれない」とつながる。だから、遊びの時間を「仕事に役立つことをしなきゃ」とは思っていません。そんなことを考えながら遊んだら、たぶん全然楽しくない。面白いから見る。気になるから触る。楽しいからやってみる。その結果として、何かが仕事につながる。そのくらいの距離感です。遊びを仕事にするというより、遊びで見つけたものを仕事の中で使う、という感覚です。仕事をしていると、つい「これは何の役に立つんだろう」と考えます。もちろん仕事では大事なことです。でも、すべてのものにすぐ役割を求めなくてもいいと思っています。ただ面白い。なんとなく好き。なぜか気になる。そういうものをそのまま持っておく。それが、いつか何かとつながることがあります。
仕事だから、面白くしたい
もう一つ、僕の中では大事なことがあります。仕事だから、つまらなくても仕方ない、とはあまり思っていません。もちろん、すべての作業が楽しいわけではありません。地味な作業も、面倒な作業もあります。でも、その中でも「もう少し面白くできないかな」と考えることがあります。やり方を変えてみる。見せ方を変えてみる。順番を変えてみる。別の道具を使ってみる。そうすると、同じ仕事でも少し違って見えることがあります。僕にとって「仕事を楽しむ」というのは、ずっと遊んでいることではなく、仕事の中に面白がれる部分を見つけることなのかもしれません。だから、寄り道が多いです。新しいものを見る、気になる、調べる、試してみる、そこから別のものに興味が移る、また調べる。そして何かを思いつく。一見すると「仕事と関係ないことをしている」ように見える時間もありますが、その時間も含めて、今の自分を作っている。そんな気がしています。
まとめ
何でも仕事につなげようとすると、たぶん疲れます。「これも仕事に使えるかな」と考えながら遊んでいたら、それはもう遊びではないかもしれません。だから、遊ぶときは普通に遊ぶ。面白いものは面白がる。気になるものは見てみる。何も考えずに楽しむ。その中で、たまたま残ったものが、いつか仕事とつながればいい。僕にとって、仕事と遊びの境目が曖昧なのは、仕事を休めないからではなく、面白いと思ったものを、そのまま面白がりたいからなのだと思います。遊んでいるときに仕事を忘れてもいい。仕事をしているときに遊び心があってもいい。そのくらいのほうが、僕は面白いのです。
