同じお店でも、誰が見るかによって知りたい情報は違います。旭川に住んでいる人、旭川へ遊びに来た人、仕事で来ている人、近郊から買い物に来る人、旅行の途中で立ち寄る人。同じ商品を見ても、判断するポイントは違います。だから旭川で商売をするなら、「誰がお客さんなのか」を考えることが大切です。
地元客は「また来る」ことを前提に見る
地元のお客さんは、一度来て終わりとは限りません。また来る、誰かを連れてくる、季節が変わったら来る、必要になったら思い出す。こうした関係ができます。だから地元客にとっては、商品の情報だけではなく、営業時間、場所、定休日、新商品、イベント、日々の変化など、継続的に確認できる情報が重要になります。
観光客は「今、行けるか」を考える
一方で旅行者は時間が限られています。今日行けるのか、場所はどこなのか、駐車場はあるのか、何ができるのか、どれくらい時間がかかるのか、どんな店なのか。こうした情報が重要になります。同じ旭川の店舗でも、観光客に対しては「今ここへ行く理由」を伝える必要があります。観光客は旭川のすべての店を知っているわけではないので、検索されることが重要です。「旭川 おすすめ」「旭川 観光」「旭川 体験」「旭川 ランチ」「旭川 お土産」など、まだ知らないものを探す検索をします。地元の人が店名や具体的な商品名で検索するのとは、言葉が変わってくるのです。写真の役割も違います。初めて訪れる観光客には、外観、入口、商品、店内、周辺、アクセスといった具体的な写真が、旅行者の不安を減らします。
「旭川にある」だけでは観光客には届かない
「どちらかに絞らないといけない」と考える必要はありません。同じ店でも入口を変えることができます。地元客には「普段使い」、観光客には「旭川での体験」。商品そのものは同じでも、伝える切り口を変えることで意味が変わります。地域名の意味も立場で違います。地元客にとって「旭川」は「自分たちの街」、観光客にとっては「訪れる場所」。同じ「旭川」でも意味が違うところが、地域マーケティングの面白さです。
まとめ|「誰向けか」を考えると情報が整理される
WebサイトやSNSの情報が多すぎて整理できないときは、「地元のお客さんが見たら何を知りたいか」「初めて旭川に来た人が見たら何を知りたいか」と分けて考えてみるといいものです。情報を増やすのではなく、見る人を変えて考える。それだけで、必要な情報が見えてくることがあります。地元にいると当たり前すぎて気づかないことがあります。時々「初めて旭川に来た人の目線」で自分の情報を見ることも、地域で商売をするうえでは大切です。
