コラム 感性の翻訳術 × 戦略の型

自分の“想い”が伝わるプロフィール

自分の“想い”が伝わるプロフィールとは

「好き」「大切」「信じてる」を、ブランドの言葉にする方法

by まついちゃん(ブランドパートナー / 戦略アドバイザー)


1. なぜ「想い」が伝わるプロフィールが必要なのか?

「プロフィールって、何を書けばいいかよくわからない」

「肩書きや経歴ばかりで、自分らしさが表現できていない気がする」

「“想い”はあるけど、うまく言葉にならない…」

そんなふうに感じたことはありませんか?

ブランドやサービスが溢れるこの時代に、人は「共感」で動きます。

特に感性派のビジネスでは、商品のスペックよりも、「この人から買いたい」「この人を応援したい」と思ってもらえることがとても大切。

つまり、あなたのプロフィールは

“あなたというブランドのエンジン”であり、

“想いの受信機”であり、

“共感の入り口”なのです。

単なる実績や経歴ではなく、

「この人、わたしのことをわかってくれそう」「この人の世界観、好き」

そう感じてもらえるプロフィールを持っている人には、自然とファンが集まります。


2. 想いが伝わるプロフィールの3つの条件

想いを伝えるプロフィールには、感性だけでなく“構造”があります。

① 自分の原体験が「世界観」に繋がっている

人はストーリーに共感します。

あなたの活動の原点=どんな過去や価値観が「今」につながっているのかを丁寧に描くことで、信頼と納得が生まれます。

② どんな人に、何を届けたいかが明確である

プロフィールは“読む人に向けたラブレター”。

「誰に向けて、どんな価値を届けたいのか」が明確だと、必要な人にちゃんと届きます。

③ 言葉の温度が、あなたらしい

“らしさ”は言葉ににじみます。

小難しい表現や借り物の言葉ではなく、自分の声で語ることが一番の信頼感につながります。


3. まついちゃんの感性翻訳メソッド|プロフィール設計ワーク

ここからは、想いを言葉にするための**「感性翻訳メソッド」**を使ったプロフィール設計ワークをご紹介します。

STEP1:自分の“なぜ?”を掘り下げる

まずは、「なぜその活動をしているのか?」を自分に問いかけましょう。

例:

  • なぜ、この仕事を選んだのか?
  • どんな人の力になりたいと思ったのか?
  • あなたの価値観は、いつ・どんな体験から生まれたのか?

→ 曖昧な言葉ではなく、場面・エピソード・感情で思い出して書いてみてください。


STEP2:届けたい相手をリアルに思い浮かべる

  • 自分の活動を一番必要としているのは、どんな人?
  • その人は、どんな悩みや葛藤を抱えている?
  • どんな未来を届けてあげたい?

→ たった1人でもいいので、“理想のお客さま像”を具体的に描いてみましょう。


STEP3:「わたしの届けたいもの」を一言でまとめる

いまのあなたの想いを、一言で表すとしたら?

「わたしは、〇〇な人に、△△という価値を届けたい」

この“プロフィールコアメッセージ”が書けたら、それはすでにあなたのブランドの核になります。


4. プロフィール構成のテンプレート(初心者〜感性派向け)

以下は、感性派・起業初期の方にもおすすめのプロフィール構成テンプレです。


① 挨拶+肩書き(わたしは誰?)

「こんにちは、◯◯と申します。

わたしは、◯◯な方に向けて、△△を届ける◯◯をしています。」

→ ここで言葉の“温度”と“リズム”を出しましょう。砕けすぎず、でも自分らしい言葉で。


② 原体験(なぜこれをやってるの?)

「もともと私は…」

「昔から◯◯が好きでした」

「ある時、こんな経験をして…」

→ 感情が動いた瞬間を書くことで、読者の心に刺さります。


③ 提供している価値(何ができるの?)

「現在は、こんなことを提供しています」

「サービスを通じて、こんな変化が起こります」

→ 結果や未来を伝えることがポイントです。


④ ビジョン(どんな世界を目指してるの?)

「わたしの目指すのは、こんな世界です」

「こういう人たちが、◯◯できる社会をつくりたい」

→ 理想を語る部分です。壮大でなくていい。あなたの“信じてるもの”を書きましょう。


⑤ お知らせ(今やっていること・参加案内)

「現在、こんなサービス・イベントを行っています」

「気になる方は、ぜひ気軽に声をかけてくださいね」


5. 実際のプロフィール事例(抜粋・アレンジOK)


例1:クラフト作家

こんにちは。旭川で「運をつくるハンドメイド」をテーマに作品を届けている◯◯です。

かつては自分の作品に自信が持てず、誰かの評価に振り回されていました。でも、自分の「好き」が誰かの心を温めてくれることに気づいてから、世界が変わりました。

今は、誰かの“日常にひとさじのしあわせ”を届けるために制作を続けています。


例2:ブランド戦略パートナー

こんにちは。まついちゃんです。

感性派の女性起業家やクリエイターの「なんとなく」を、社会に届く“価値あるブランド”に変える仕事をしています。

自分の世界観に自信が持てない人が、それを言葉にし、形にし、「自分らしく選ばれる存在になる」まで、戦略と伴走でサポートするのがわたしの仕事。

想いはあるのに伝わらない…。そんな悩みにこそ寄り添える、信頼できる相棒でありたいと思っています。


6. 自分らしいプロフィールを育てていこう

プロフィールは“一度書いて終わり”ではありません。

あなたの想いや活動が深まるたびに、少しずつ磨き直していくものです。

最初はうまく書けなくても大丈夫。

大切なのは、自分の中にある「好き」「大切」「信じていること」を、社会とつなげる言葉にしていくこと。

プロフィールとは、「あなたが信じる未来に人を招待する手紙」なのです。


7. まついちゃんからのメッセージ

あなたの中にある「なんとなくのあたたかさ」や「まだ言葉になっていない想い」は、ちゃんと価値になります。

それを誰かに伝えること、言葉にして見せることは、恥ずかしいことでも、押し売りでもありません。

それは、誰かの人生を少しだけ照らす“やさしい灯り”になること。

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