ホームページは「作ること」より「整理すること」から始まる

ホームページを作ろうと思った時、多くの人は最初に、

「どんなデザインにしよう」

「おしゃれなサイトにしたい」

「写真をどう見せよう」

と考えます。

もちろんデザインは大切です。

しかし、本当に伝わるホームページを作るために、最初に必要なのはデザインではありません。

必要なのは、

情報設計です。

情報設計とは、

「必要な情報を、必要な人へ、分かりやすく届けるための設計」

のことです。


なぜ良いサービスでも伝わらないのか

世の中には、素晴らしい技術や商品を持つ事業者がたくさんいます。

しかし、

「何をしている会社なのかわからない」

「どんな人に向いているのかわからない」

「問い合わせるタイミングがわからない」

という状態になっているサイトも少なくありません。

これは、サービスの価値がないからではありません。

情報の配置や流れが整理されていないからです。


例えば、初めて訪れた人がホームページを見た時、

最初に知りたいことは、

・誰なのか
・何をしているのか
・自分に関係があるのか
・なぜ選ばれるのか
・次に何をすればいいのか

です。

この順番が自然につながっていることが重要です。


情報設計はホームページの「設計図」

建物を建てる時、

いきなり壁や外観を作ることはありません。

まず設計図を作ります。

ホームページも同じです。

必要なのは、

「ページを増やすこと」

ではなく、

「情報同士の関係を整理すること」

です。

例えば企業サイトの場合、

TOPページ

↓

会社について

↓

サービス内容

↓

実績

↓

お客様の声

↓

お問い合わせ

という流れがあります。

これは単なるページ一覧ではありません。

訪問者が理解して、安心して、行動するための流れです。


情報設計で整理する5つのポイント

目次

① 目的

まず考えることは、

「このWebサイトで何を達成したいのか」

です。

目的によって構造は変わります。

例えば、

商品販売が目的なのか。

問い合わせ獲得が目的なのか。

採用が目的なのか。

ブランド認知が目的なのか。

目的が曖昧なまま作ると、情報も曖昧になります。


② 誰に届けるのか

すべての人に向けた情報は、結果的に誰にも届きません。

大切なのは、

「誰に一番届けたいか」

を決めることです。

年齢。

職業。

悩み。

状況。

求めていること。

相手を理解することで、必要な情報が見えてきます。


③ 何を伝えるのか

情報を増やすことは簡単です。

しかし重要なのは、

「何を残すか」

です。

伝えたいことが10個あっても、

訪問者が最初に理解できる情報量には限界があります。

優先順位を決めることも情報設計です。


④ どんな順番で見せるか

情報は内容だけではなく、順番が重要です。

例えば、

いきなり料金説明を見るより、

誰が提供しているか

どんな価値があるか

料金

という流れの方が安心できます。

人は情報を理解する順番によって、感じ方が変わります。


⑤ 次の行動を設計する

ホームページの目的は、見てもらうことだけではありません。

その先の行動があります。

・問い合わせる

・購入する

・予約する

・相談する

・SNSを見る

その導線まで設計することで、Webサイトは機能します。


SEO時代からAI検索時代へ

以前のSEOでは、

検索キーワードを入れることが重要と言われていました。

もちろん検索される言葉を意識することは必要です。

しかし現在は、それだけでは十分ではありません。

AI検索では、

「このサイトは誰が運営しているのか」

「何について詳しいのか」

「情報同士がどうつながっているのか」

が重要になります。

つまり、

サイト全体の構造そのものが信頼につながります。


松井構造室が考えるWeb制作

松井構造室では、

Webサイトを単なる「ホームページ」とは考えていません。

Webサイトは、

情報を整理する場所。

信頼を積み重ねる場所。

ブランドを伝える場所。

人とつながる場所。

だと考えています。

だから、

デザインを作る前に、

構造を考える。

文章を書く前に、

伝える順番を考える。

発信する前に、

届ける流れを考える。


まとめ|良いWebサイトは、良い構造から生まれる

ホームページ制作で大切なのは、

最新のデザインや機能だけではありません。

大切なのは、

誰に、

何を、

どのように届けるか。

その関係性を整理することです。

情報設計が整うことで、

Webサイトは単なる情報置き場ではなく、

価値を届ける仕組みになります。


松井構造室

Web・情報設計・編集を軸に、
情報・人・場・ブランドのつながりを設計しています。

STUDIO DiW
共同代表 / Creative Director

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