「全部やる」をやめてみる|小さな事業のWeb・SNSの優先順位の付け方

SI — Structural Intelligence

Webサイトも必要。Instagramも必要。Facebookも必要。Xも、動画も、ブログも……。そんなふうに考えていくと、やることはいくらでも増えていきます。でも、「全部やる」は本当に必要なのでしょうか。僕は、一度立ち止まって考えていいと思っています。

目次

小さな事業には、使える時間が限られている

一人で仕事をしている人や、家族と少人数でお店をやっている人なら、Webだけをやっているわけではありません。商品を作る、お客さんと話す、仕入れをする、発送する、店を開ける、経理をする。その合間にSNSを何種類も更新するとなると、当然ながら負担になります。

「やること」ではなく「目的」から考える

たとえばInstagramを始めるとします。「毎日投稿しなきゃ」と考える前に、何のために使うのか?→誰に見てもらいたいのか?→何を知ってもらいたいのか?→そのためにどのくらい更新できるのか?ここまで考えてみます。「全部」ではなく「優先順位」をつけます。使いたい媒体が5つあるなら、5つ全部を同じ力で運用しなくてもいい。まずWebサイトを整える、SNSは一つを中心にする、他のSNSは無理のない範囲で使う、必要になったら後から増やす。こんな考え方でも十分です。

続かない仕組みは、最初から見直したほうがいいとも思います。最初の1か月だけ頑張って毎日投稿する。でも忙しくなって2か月目から更新できなくなる。これは「本人のやる気が足りない」だけではなく、そもそもの運用量が、その人の仕事量に合っていなかった可能性もあります。「毎日できる人」を基準にしなくていいのです。その人と自分では、仕事の内容も、人手も、時間も、発信の目的も違います。他の人ができていることをそのまま自分の事業に持ってくる必要はありません。

一つに絞ると、見えてくることがあります。たとえば「まずはホームページをちゃんと整えよう」と決める。すると、プロフィールが足りない、商品説明が分かりにくい、問い合わせ方法が分からない、営業時間が古い、といった「何が足りないのか」が見えてきます。まず一つを整えることで、次に必要なものも見つけやすくなります。

「やらないこと」を決めるのも、仕事

新しいことを始めるとき、「何をするか」は考えます。でも「何をしないか」は意外と考えません。今はやらないSNS、今は作らないページ、今は追わない数字、今は増やさない商品。こうやって一度「今はやらない」と決めるだけでも、使える時間は変わってきます。少ないことは手抜きではありません。「Instagramしかやっていない」「ホームページしかない」だけを見ると「もっとやったほうがいいのでは?」と思うかもしれません。でも、その一つがきちんと役割を果たしていて、必要な人に必要な情報が届いているなら、数が少ないこと自体は問題ではありません。大切なのは「いくつ持っているか」ではなく「ちゃんと使えているか」です。

まとめ

今の「やること」を一度並べてみます。今やっている発信や更新を全部書き出して、それぞれについて、何のためにやっているか、誰に届いてほしいか、どれくらい時間がかかっているか、実際に必要とされているか、続けられる量か、今やらなくても困らないか、を見てみます。一つでも「なくても困らないかも」と思うものがあれば、いったん止めてみてもいい。WebやSNSは増やすことが目的ではありません。自分の仕事に必要な場所を選んで、その場所をきちんと使う。それで十分な場合もあります。新しいサービスやSNSが次々に出てくる中で、そのたびに全部取り入れていたら本来の仕事をする時間がなくなってしまいます。必要なものを選ぶ、役割を決める、続けられる量にする、「やらない」を決めることも、Web整理の一部です。

ホームページを作ったのに問い合わせが来ない店向け『Web整理相談』— 誰向けか・何を頼めるか・どこから連絡するかを、伝わる順番に整えます。

相談・お問い合わせはこちら

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次