バンドは、全員が主役だとまとまらない。仕事も少し似ている

バンドは、全員が主役だとまとまらない。仕事も少し似ている

音楽を聴いていると、

「この人、すごいな」

と思う瞬間があります。

ギターがすごい。

ドラムがすごい。

ベースがすごい。

キーボードがすごい。

ボーカルがすごい。

一人ひとりの技術を見ると、

とんでもなく上手い人がいる。

でも、

バンドとして聴いたときに、

必ずしも全員が前に出ればいいわけではありません。

むしろ、

全員が主役になろうとすると、

音楽は少しうるさくなる。

僕は、

仕事もこれに少し似ていると思っています。

目次

すごいものを集めれば、すごくなるわけではない

Webの世界でも、

「これができます」

というものはたくさんあります。

きれいなデザイン。

高機能なホームページ。

SNS。

動画。

AI。

オンラインショップ。

広告。

アクセス解析。

予約システム。

いろいろあります。

全部入れたら、

すごいサイトになりそうです。

でも、

実際にはそうとも限りません。

大切なのは「何を担当するか」

バンドなら、

ギターにはギターの役割があります。

ベースにはベース。

ドラムにはドラム。

ボーカルにはボーカル。

もちろん、

演奏者によって役割を越えることもあります。

でも、

基本的には、

それぞれが自分の仕事をする。

そのうえで、

全体を聴いている。

これが大事です。

ベースがギターと同じことをしなくてもいい

例えば、

ベースがギターとまったく同じフレーズを弾いていたら、

必ず悪いわけではありません。

ユニゾンが必要な曲もあります。

でも、

全部の場面で同じことをしたら、

音の役割が重なります。

低音を支える。

リズムをつなぐ。

コード感を補う。

そんな役割があるから、

バンド全体に厚みが出ます。

Webも同じです。

ホームページとSNSは、同じ仕事をしなくていい

ホームページとInstagram。

どちらも情報を伝えられます。

でも、

同じ情報を同じように載せる必要はありません。

ホームページは、

正式な情報を整理して置く。

SNSは、

日々の活動や空気感を伝える。

オンラインショップは、

商品を販売する。

Google上の情報は、

場所や営業時間などを確認してもらう。

それぞれ役割が違います。

全部を「集客」にすると苦しくなる

Webツールを見ていると、

「集客できます」

という説明がたくさんあります。

ホームページも集客。

Instagramも集客。

LINEも集客。

広告も集客。

動画も集客。

もちろん、

最終的に事業につながることは大切です。

でも、

全部を同じ目的だけで見ると、

それぞれの役割が見えなくなります。

Webは、一つの巨大な道具ではない

僕は、

Web全体を一つのシステムとして見ることがあります。

ホームページが情報の中心。

SNSが入口。

Googleが検索からの入口。

ショップが販売。

フォームが問い合わせ。

メールが個別連絡。

AIが整理や壁打ち。

それぞれがつながって、

一つの仕事になります。

だから、

「どのツールが一番すごいか」

という比較は、

あまり意味がありません。

ドラムが一番すごい必要はない

バンドの中で、

ドラムがものすごく目立つ必要はありません。

曲によっては、

かなり控えめでもいい。

でも、

ドラムがいなくなったら、

曲の感じが大きく変わる。

こういう仕事があります。

目立たないけれど、

重要。

Webでも、

情報整理。

ページ構成。

導線。

更新ルール。

アカウント管理。

こういう部分は、

派手ではありません。

でも、

後から効いてきます。

「見えない仕事」は、見えないからこそ重要

ホームページのデザインは、

目に見えます。

ロゴも見える。

写真も見える。

文章も見える。

でも、

その裏側にある、

「なぜこの順番なのか」

「なぜこの情報を載せないのか」

「なぜこのページを作らないのか」

は、

あまり見えません。

でも、

そこが設計です。

音楽でも、休符がある

音楽には、

音だけではなく、

休符があります。

全部の瞬間を埋めない。

鳴らさない。

余白をつくる。

それによって、

次の音が生きる。

Webも、

同じだと思っています。

全部を説明しない。

全部を見せない。

全部をボタンにしない。

全部をページにしない。

余白があることで、

必要な情報が見つかりやすくなる。

「足す」より「引く」が難しい

Web制作をしていると、

「何を追加しましょうか?」

という話になりやすい。

でも、

僕は、

「何をなくせますか?」

も大事だと思っています。

不要なページ。

古い情報。

使っていないSNS。

重複している文章。

意味のないボタン。

必要以上の機能。

こういうものを減らす。

それだけで、

サイトがわかりやすくなることがあります。

良い演奏は、音数だけでは決まらない

ギターをたくさん弾けば、

いいギターソロになるわけではありません。

速く弾けばいいわけでもない。

音を伸ばす。

休む。

同じフレーズを繰り返す。

あえて弾かない。

そういう選択があります。

Webも同じ。

情報をたくさん載せれば、

親切になるとは限りません。

必要な情報を、

必要なタイミングで、

必要な量だけ出す。

これも設計です。

役割が決まると、道具選びも楽になる

例えば、

「お客様に正式なサービス内容を伝えたい」

なら、

ホームページが候補になる。

「今日のイベントの様子を伝えたい」

なら、

SNSが候補になる。

「商品を販売したい」

なら、

オンラインショップ。

「質問を受けたい」

なら、

フォームやLINE。

こうやって、

仕事から考える。

すると、

ツール選びで迷いにくくなります。

「全部できるツール」が必ずしも正解ではない

一つのツールで、

ホームページ。

SNS。

メール。

予約。

販売。

顧客管理。

全部できる。

こういうサービスもあります。

便利です。

でも、

一つにまとめることが、

必ずしも良いとは限りません。

逆に、

複数のツールを使うことが、

悪いとも限りません。

大事なのは、

役割がわかっていること。

役割が曖昧だと、情報も曖昧になる

例えば、

「最新情報はInstagramです」

と言っている。

でも、

ホームページにも最新情報が載っている。

Googleにも違う情報がある。

LINEにも別の情報がある。

お客様は、

どれを見ればいいのかわかりません。

これは、

ツールの問題というより、

役割の問題です。

情報にも「担当」が必要

僕は、

情報にも担当があると思っています。

公式情報はここ。

最新のお知らせはここ。

商品の販売情報はここ。

日々の活動はここ。

問い合わせはここ。

こうやって、

「この情報はここを見る」

という場所を決める。

それだけでも、

Web全体がかなり整理されます。

AIにも役割を持たせる

AIも同じです。

AIに、

経営判断を全部任せる。

ではなく、

文章の整理。

アイデア出し。

比較。

壁打ち。

要約。

調査項目の整理。

こういう役割を持たせる。

そして、

最終判断は人間。

役割が決まれば、

AIとの距離も決めやすくなります。

「できるから使う」をやめる

新しいツールを知ると、

試したくなります。

僕もそうです。

道具が好きなので、

これはかなり危険です。

「こんなことできるんだ」

と思う。

試す。

面白い。

使う。

でも、

しばらくすると、

「これ、何のために使っているんだ?」

となる。

道具好きだからこそ、

気をつけています。

バンドも、楽器が増えすぎると大変

ギター。

ベース。

キーボード。

ドラム。

パーカッション。

シンセ。

サンプラー。

いろいろな音を出せる。

でも、

楽器が増えるほど、

管理も必要になります。

運ぶ。

接続する。

設定する。

音量を調整する。

メンテナンスする。

全部、

仕事です。

Webツールも同じ。

増やした分だけ、

管理があります。

「少ない音で大きく聴かせる」

音楽では、

音数が少ないからこそ、

一つ一つの音が目立つことがあります。

Webでも、

ページが少ないからこそ、

一つ一つの情報がわかりやすいことがあります。

SNSが少ないからこそ、

ちゃんと続けられることもあります。

ツールが少ないからこそ、

管理が楽になることもあります。

少ないこと自体が、

目的ではありません。

必要なものが、

ちゃんと機能していることが大切です。

主役を決める

サイトを作るときも、

「このサイトで一番伝えたいことは何か」

を決める。

商品なのか。

サービスなのか。

人なのか。

活動なのか。

店舗なのか。

問い合わせなのか。

これが決まらないと、

全部を目立たせようとしてしまいます。

すると、

全部が目立たなくなる。

全部を大きくすると、何も大きく見えない

これは、

Webデザインでもよくあります。

全部を太字。

全部を大きなボタン。

全部を目立つ色。

全部を重要そうにする。

すると、

結局、

どれが重要なのかわからない。

音楽と同じです。

全部がフォルテだと、

フォルテの意味がなくなる。

「ここは引く」という判断

だから、

デザインには、

引く判断があります。

文章を減らす。

画像を減らす。

ボタンを減らす。

色を減らす。

ページを減らす。

SNSを減らす。

ツールを減らす。

これは、

手を抜くことではありません。

全体を成立させるための判断です。

良いチームは、全員が同じことをしない

仕事でも、

全員が企画をする必要はありません。

全員が営業する必要もない。

全員がSNSをやる必要もない。

全員がデザインをする必要もない。

役割を決める。

得意なところを担当する。

必要なところで連携する。

そのほうが、

仕事は回りやすい。

一人で仕事をしていても同じ

これは、

一人事業でも同じです。

自分一人だから、

全部自分がやらなければならない。

とは限りません。

AIに任せる。

外注する。

ツールに任せる。

自分でやる。

やらない。

それぞれを選べます。

一人だからこそ、

自分の時間に役割をつける。

そんな考え方もできます。

「何をするか」より「何をしないか」

ここまで書いてきて、

結局また、

同じところに戻ってきます。

何を使うか。

何を作るか。

何を発信するか。

その前に、

何をしないか。

これを決める。

それだけで、

かなり仕事は軽くなります。

最後に

音楽を聴いていると、

すごい演奏者がいることに気づきます。

でも、

その人がいつでも前に出ているわけではありません。

ここは弾く。

ここは休む。

ここは支える。

ここは目立つ。

ここは他の人に任せる。

そういう判断がある。

僕は、

Webや仕事の仕組みも、

少し似ていると思っています。

ホームページが全部をやらなくていい。

SNSが全部を伝えなくていい。

AIが全部を考えなくていい。

人間が全部を手作業でやらなくてもいい。

それぞれに役割を持たせる。

必要なところで前に出る。

必要なところでは引く。

そして、

全体としてちゃんと伝わる。

それが、

いいWebにも、

いい仕事にも、

共通する考え方なのかもしれません。

だから、

新しいツールを見つけたときも、

新しいページを作ろうとしたときも、

僕は一度考えます。

「これは、誰のために、何を担当するんだろう?」

役割が決まっていないなら、

まだ出番ではない。

そんなことも、

意外とあります。

バンドも、

仕事も、

全部が主役にならなくていい。

主役がいるから、

支える役割が生きる。

支える役割があるから、

主役もちゃんと目立つ。

そのバランスを考えることも、

設計なんだと思います。

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