仕事の形は、これからも少しずつ変わっていくと思います。そんなことを考えていると、もう一つ大事にしたいことが出てきました。自分の名前で、仕事を積み上げていきたい、ということです。
肩書きだけでは、頼む理由にならない
僕は「Webディレクター」と名乗っています。今の仕事を説明するには分かりやすい肩書きです。でも、肩書きだけで「この人に頼もう」と思ってもらえるわけではありません。Webディレクターにも、制作が得意な人、デザインが得意な人、マーケティングが得意な人、システムに詳しい人と、いろいろな人がいます。同じ肩書きでも、やっていることはけっこう違う。だから僕は、肩書きだけで自分を説明しようとするのを少しずつやめて、「この人は、こういうことを考えて、こういう仕事をしてきた人なんだな」と分かってもらえる形を目指したいと思っています。
信用は、日々の積み重ねでできていく
信用という言葉は少し大きく聞こえるかもしれません。でも、僕が考えているのはもっと普通のことです。約束したことをやる。分からないことは分からないと言う。できないことはできないと言う。必要なら調べる。間違えたら直す。そして、やったことを残しておく。一つひとつはたいしたことではないかもしれませんが、そういうものが積み重なって「この人なら大丈夫そう」という感覚につながっていく。信用は一度のすごい実績で完成するものではなく、日々の仕事の積み重ねなのだと思います。
実績だけではなく、過程も残したい
実績というと、完成したホームページや商品、イベントを思い浮かべます。もちろん、それも大切です。でも僕は、そこに至るまでの過程にも意味があると思っています。なぜその形にしたのか、何を整理したのか、どこで迷ったのか、何をやめたのか、やってみて何が分かったのか。完成したものだけを見ると結果しか分かりませんが、過程を見ると「どう考えて仕事をしている人なのか」が少し見えてきます。このブログで経験や考え方を書いてきたのも、自分を大きく見せたいからではなく、そういう履歴を残したいからです。
名前を出すことは、責任を持つことでもある
自分の名前で仕事をするのは、いいことばかりではありません。うまくいったときも自分、うまくいかなかったときも自分で、「誰かがやったことだから」では済まなくなります。だからこそ、分からないことを分かったふりをしない、できないことをできると言わない、誰かの実績を自分のもののように見せない。派手ではないけれど、そういうところを大事にしたいと思っています。
まとめ
肩書きを積み上げたいわけでも、実績を並べて大きく見せたいわけでもありません。仕事の形が変わっても、その中にある「考える」「整理する」「編集する」「つなぐ」「動かしてみる」という部分はきっと残っていく。その一つひとつを自分の履歴として残し、時間をかけて「こういうことを考えて、こういう仕事をしてきた人」というものをつくっていきたい。それが僕にとっての「自分の名前で積み上げる」ということです。
