企画する仕事の考え方|今あるものを組み合わせて、動く形にする

SI — Structural Intelligence

僕は、企画することが好きです。ただ、いわゆる「すごいアイデアを思いつく人」という意味ではありません。むしろ僕が好きなのは、「今あるものを、どう組み合わせたら動くんだろう?」と考えることです。企画は、何もないところから何かを生み出すことだけではなく、すでにあるものを見つけて、組み合わせて、動く形にすることでもあります。

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企画は、小さなところにもある

「企画をしています」というと、新しい商品を作るとか、大きなイベントを開催するとか、新しいサービスを立ち上げるとか、大きなプロジェクトを考えているように聞こえます。もちろん、そういうものも企画です。でも、僕が考えている企画はもっと小さなところにもあります。「この情報、ここに置いたほうが分かりやすいんじゃないか」「この商品と、この商品を一緒に見せたらどうだろう」「この人と、この人が組んだら面白そう」「このイベント、こういう見せ方にしたら初めての人も入りやすいかも」「今あるものを使って、別の届け方ができないかな」。こういうことを考えるのも、僕にとっては企画です。

思いつきだけでは、企画にならない

アイデアを思いつくことは、もちろんあります。「これ、面白そうだな」というところから始まることもあります。でも、それだけでは企画にはなりません。誰のためなのか、何のためなのか、何を使うのか、誰が動くのか、どこで届けるのか、どのくらいなら続けられるのか、そして実際にやったら何が起きそうなのか。そこまで考えて、ようやく「やってみよう」という形になります。「面白そう」で終わらせず、「誰とならできる?」「どうやったら小さく始められる?」「何があればできる?」「まず何を試せば分かる?」と考える。そこで初めて、アイデアが「行動」に近づいていきます。企画には「考える」と「現実にする」の両方が必要だと思っています。

ゼロから作るより、今あるものを見る

何か新しいことを始めるとき、いきなり新しいものを作ろうとする必要はないと思っています。まず、今あるものを見る。人、商品、場所、情報、技術、経験、お客さんとの関係、これまでやってきたこと。その中に、まだ使われていないものがあるかもしれない。別々になっているものを一緒にすると意味が変わるかもしれない。見せ方を変えるだけで誰かに届くかもしれない。だから僕は「何が足りないんだろう?」だけではなく、「今あるものに、まだ何ができるんだろう?」と考えるのが好きです。Webサイトを作る仕事では、会社やお店のこと、商品やサービスのこと、人のこと、お客さんのことを集めて、順番を考えて、必要なものを選んでページという形にしていきます。たぶん、こういう積み重ねが今の僕の「企画するのが好き」につながっているのだと思います。

まとめ

企画というと、最初から完璧な計画を作る必要があるように感じることもあります。でも、まず試してみる、やってみて反応を見る、思っていたのと違ったら直す、うまくいかなければやめる、面白ければ少し広げる。それでもいい。考える、小さくやる、見る、直す。この繰り返しです。もう一つ、企画を好きな理由は、企画を考えていると必ず人のことを考えるからです。誰がやるのか、誰に届けるのか、誰が喜ぶのか、誰が困るのか、誰なら続けられるのか。企画はアイデアを考える仕事というより、人と、ものと、情報と、場所をつなぐ仕事なのかもしれません。

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