ちゃんと休むのも、仕事だと思っている

SI — Structural Intelligence

ちゃんと休むのも、仕事だと思っています。もちろん、「休んでいる時間も仕事です」という意味ではありません。休みは休みです。パソコンを閉じる。仕事のことを考えない。好きなことをする。何もしない。そういう時間も、普通に必要です。むしろ、そういう時間がないと、仕事のほうもだんだん変になってくる気がします。ずっと仕事をしていることと、ちゃんと仕事をしていることは、同じではないと思っています。

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仕事だけしていると、見えるものが減る

Webの仕事をしていると、ずっと画面を見ていられます。調べものをする。文章を書く。サイトを作る。SNSを見る。また調べる。気づけば、一日中パソコンの前にいる。もちろん、仕事なので必要な時間です。でも、それだけになってしまうと、少し危ない気がしています。画面の中の情報ばかり見ていると、実際の人がどう感じるのか、店でどう見えるのか、外で何が起きているのか。そういうことから離れてしまうからです。だから、いったん画面から離れる。それも大事な時間だと思っています。ごはんを食べる。買い物に行く。家で音楽を聴く。どこかへ出かける。誰かと話す。ぼーっとする。眠る。こういうことは一見すると仕事とは関係ありません。でも、僕がWebや情報について考えるとき、結局その先にいるのは普通に暮らしている人です。店に行く人。商品を見る人。SNSを見る人。検索する人。迷う人。面倒になって離脱する人。そういう人の感覚を知るには、自分自身も普通に暮らしている必要がある。「仕事のために暮らす」だけではなく、「暮らしているから、仕事ができる」くらいが、僕にはちょうどいいのです。

休むと、少し違って見える

考えごとをしていて、どうしても答えが出ないことがあります。文章がまとまらない。構成が決まらない。何を優先すればいいのか分からない。そんなとき、無理やりパソコンに向かい続けても、あまり進まないことがあります。そんなときは、一度離れます。ごはんを食べる。外に出る。別のことをする。寝る。すると、次の日になって「あ、こうすればいいのか」と急に分かることがあります。頭の中でずっと考えていたときには見えなかったものが、少し離れることで見えてくる。だから、休むことを「何もしていない時間」だとは思わなくなりました。

何もしない時間も、ちゃんとある

ここは、あえて書いておきたいところです。休みの日まで「何かをしなきゃ」とは思っていません。勉強しなきゃ。発信しなきゃ。新しいことをやらなきゃ。そうやって休みまで予定で埋めてしまうと、それはもう休みではない気がします。何となくスマホを見る。音楽を聴く。ぼーっとする。何も決めずに過ごす。そういう時間も、ちゃんと取る。何かを生み出さなくてもいい。役に立たなくてもいい。それでいいと思っています。一方で、休んでいるときに何かを見つけることもあります。新しい店、面白い商品、変わった看板、SNSで見つけた投稿、誰かとの何気ない会話。「これ、面白いな」と思ったものが、後から仕事につながることもあります。でも、それを探しに行っているわけではありません。普通に暮らしている。その中で、たまたま見つける。そのくらいがちょうどいいのです。

まとめ

仕事は大事です。自分がやりたいことを形にすることも、誰かの役に立つことも、ちゃんと続けていきたい。だからこそ、仕事だけにならないようにしたい。ごはんを食べて、眠って、出かけて、人と話して、何かを見て、何もしない。そういう普通の暮らしがあって、その中からまた仕事に戻っていく。僕にとって「ちゃんと休む」というのは、サボることではありません。自分の生活をちゃんと生活すること。そのほうが、結果的に長く仕事を続けられるし、人や暮らしから離れずに仕事を考えていられる気がします。働く、休む、暮らす、また働く。そのくらいの繰り返しで、いいと思っています。

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