僕は、けっこう面倒くさい

SI — Structural Intelligence

自分で言うのもなんですが、僕は、けっこう面倒くさいです。「面倒くさい人」というと、なんとなく悪い意味に聞こえます。なので、できれば言われたくない言葉です。でも、自分のことを振り返ってみると、まあ……否定できません。特に、考え方が面倒くさい。何かを見つける。気になる。調べる。もう少し気になる。また調べる。そして、最初に気になったこととは別のところまで行っている。よくあります。「まあ、いいか」で終われることを、「いや、でも……」と考えてしまうのです。

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すぐに答えを出せない

例えば、誰かから相談されたとします。「これって、どうしたらいいと思う?」と聞かれる。そこで、すぐに答えればいいのかもしれません。でも僕は、ちょっと考えてしまいます。「そもそも、なんでそうしたいんだろう?」「今、一番困っているのは何だろう?」「他に方法はないかな?」「それをやったら、その次はどうなるんだろう?」。と、頭の中で勝手に話が進んでいきます。もちろん、毎回そんなことを口に出しているわけではありません。たぶん外から見ると、普通に「うーん」と考えているだけです。でも頭の中では、小さな会議が始まっています。これは仕事に限りません。買い物でも、ちょっと面倒くさい。何か欲しいものがある。じゃあ買おう、となれば簡単なのですが、僕の場合、そこから少し長くなります。これは本当に必要なのか。他に似たものはないか。今買う必要があるのか。そもそも、今持っているもので代用できないか。調べているうちに別の商品を見つけて、そっちも気になって、また調べる。気づいたら、買い物より調査のほうが長くなっています。僕は、結果だけを見るより、その理由が気になるタイプです。どうしてこうなったんだろう。なぜ、この方法なんだろう。どうして、この人はこれを選んだんだろう。「どうして?」が一つあると、その先にもう一つ「どうして?」がある。答えそのものより、答えにたどり着くまでの道のりが気になるんだと思います。

もちろん、良いことばかりではない

面倒くさい性格には、当然デメリットもあります。考えなくてもいいことまで考える。選択肢を増やしすぎる。決めるまでに時間がかかる。「もうこれでいいじゃん」というところから、もう一度考え始める。ときには、考えすぎて疲れます。もっと単純に考えればいいのに、と自分でも思います。でも、こればかりは性格なので、なかなか直りません。

だから、仕事では少し役に立つ

一方で、この「面倒くささ」が仕事では役に立つこともあります。「ホームページを作りたい」と言われたときに、すぐ作り始めない。「SNSをやったほうがいい」と言われたときに、すぐ始めない。まず、なぜ必要なのかを考える。誰に向けるのかを考える。何を伝えるのかを考える。その先で、本当に必要なのかを考える。たぶん、仕事でやってきた「すぐに答えを出さない」「作る前に考える」というやり方も、もともとはこの性格から来ているのだと思います。そして、もう一つあります。頭の中に情報が増えてくると、そのままでは落ち着かなくなる。だから、順番をつける。分ける。いらないものを外す。必要なものを残す。そうすると、少し見えやすくなる。これは、仕事で情報を整理するときとかなり似ています。もしかすると僕は、面倒くさいから整理しているのかもしれません。散らかったままだと、もっと面倒くさいからです。

まとめ

「面倒くさい」というのは、あまり褒め言葉ではありません。でも、何でも簡単に済ませればいいとも思っていません。考えたほうがいいことは考える。調べたほうがいいことは調べる。整理したほうがいいことは整理する。そのうえで、最後はちゃんと決める。そんなふうに、この面倒くささとも付き合っていけばいいのかな、と思っています。面倒くさいから、考える。考えるから、整理する。整理すると、少し動きやすくなる。それが、僕の仕事の出発点なのかもしれません。

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