Webをつくる。文章を書く。情報を整理する。企画を考える。でも、たぶん僕がやっているのは、その少し手前と、その少し先の仕事です。
「何をしている人ですか?」と聞かれたときのために、僕の仕事を「職歴」だけではなく、仕事の考え方がどうできてきたのかという順番で、ここにまとめておきます。
「つくること」だけでは、解決しないことが多い
僕はWebディレクターとして仕事をしてきました。ホームページをつくったり、ECサイトをつくったり、サーバーやドメインを設定したり、SNSや情報発信について考えたり。いろいろな仕事をしてきました。
その中で少しずつ分かってきたのは、「つくること」だけでは解決しないことがずいぶん多いということです。何をしたいのか。誰に届けたいのか。何から始めるのか。何をやらないのか。そして、次に何をすればいいのか。「つくる前に、ちゃんと考えたほうがいい」。そして、考えたことを整理して、次に動ける形にする。そこが、僕の仕事の中心になってきました。
経験が、仕事のやり方になっていった
Webをつくる仕事をしてきたから、Webだけでは解決できないことが分かりました。ECをやってきたから、「作れば売れる」わけではないことが分かりました。失敗したから、最初に考えることの大切さが分かりました。いろいろな仕事をしてきたから、自分が得意なことと苦手なことも、少しずつ分かってきました。
過去の経験、失敗、得意なことと苦手なこと、企画や編集への興味、「整理」という考え方、そして今の仕事の進め方。そうやって積み重なったものが、今の「企画」「編集」「整理」という仕事につながっています。
「Webディレクターです」と言えば、仕事としては説明できます。でも、それだけでは、なぜ僕が「整理」にこだわるのか、なぜ企画や編集に惹かれるのか、なぜ「作る前」に考えるのか、どうして仕事を断ることがあるのかは、たぶん伝わりません。そして、仕事をするときに僕が何を大切にしているのかも、肩書きだけでは分からない。
だから僕は、肩書きの説明ではなく、今の僕がどうやってできてきたのか、そして今どういう仕事をしているのかをたどることが、自分の仕事を伝える一番の近道だと思っています。仕事の考え方だけでは「どんな人なのか」はまだ分かりませんが、少なくとも「何をしている人なのか」の奥にあるものは、そこから見えてくるはずです。
