伝えたいことが伝わらない理由は「情報の整理」にある|文章を書く前に整えたい順番と考え方

SI — Structural Intelligence

「ちゃんと書いているのに、伝わらない」。文章も書いている、写真も載せている、SNSも更新している、ホームページもある。それなのに問い合わせが来ない、商品やサービスのことを理解してもらえない、「何をしている人なのか分からない」と言われる。こういうとき、文章力やデザインの問題だと思ってしまいがちです。でも、その前に考えたいことがあります。そもそも、情報が整理されているか、です。

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「伝える」と「伝わる」は違う
自分が伝えたいことを書くのは「伝える」、相手が内容を理解するのは「伝わる」。この二つは同じではありません。自分にとって大切な情報を10個並べたとします。全部本当のこと、全部必要なこと。でも、初めて見る人にとっては、どれから読めばいいのか分からない。そうなると、情報が多いのに伝わらなくなります。情報が多いことと、分かりやすいことは違うのです。Webサイトを作るとき、サービス説明、プロフィール、実績、想い、写真、お客様の声と、つい情報を増やしたくなります。どれも必要です。でも重要なのは「全部あること」ではありません。必要な情報が、必要な順番で見つかること。ここが大切です。

最初に考えるのは「何を伝えたいか」ではない
文章を書く前に考えたいのは、「何を伝えたいか」だけではありません。「相手は何を知りたいのか」です。初めて見る人なら、これは何なのか、自分に関係があるのか、どんな人がやっているのか、どこで利用できるのか、どうやって申し込むのか、などが気になります。自分が伝えたい順番と、相手が知りたい順番は、必ずしも同じではありません。あわせて「誰に向けた情報なのか」も決めます。初めて知る人、すでに知っている人、購入を迷っている人、一度購入した人、リピーター。それぞれ知りたいことが違うので、「この文章を誰が読むのか」を先に考えることが、伝わる文章の土台になります。

情報を「3つ」に分けてみる
迷ったら、情報を大きく3つに分けると整理しやすくなります。最初に知ってほしいこと、詳しく知りたい人向けのこと、行動するときに必要なこと。例えば商品なら、「何の商品なのか」→「どんな特徴があるのか」→「価格・購入方法」という順番です。これだけでも、かなり見やすくなります。そして、伝わる文章は「上手い文章」とは限りません。難しい言葉を使わない、一文を長くしすぎない、重要なことを埋もれさせない、見出しを使う、具体的に書く。これだけでも伝わり方は変わります。

まとめ|文章を直す前に、構造を見る
僕は、文章を書くことを「いきなり書き始めること」だとは考えていません。先に情報を並べる、順番を決める、必要のないものを外す、そのあと文章にする。この順番です。言葉を変えても、写真を変えても、デザインを変えても伝わらないときは、情報そのものの並び方を疑ってみてください。何が一番重要なのか、最初に何を知ってほしいのか、次に何を知ってほしいのか、最後に何をしてほしいのか。この順番を整理するだけで、伝わり方が変わることがあります。ホームページやSNSの情報の並び方で迷ったときは、松井構造室のWeb整理相談でも、この「順番を整える」ところからお手伝いしています。

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