なぜ「企画」と「編集」に興味を持ったのか|Web制作の手前にある仕事

SI — Structural Intelligence

最近、「企画」と「編集」という言葉をよく使うようになりました。でも、最初から「企画を仕事にしよう」と考えていたわけではありません。Webを作って、ECをやって、情報を整理して、文章を書いて、SNSやWebサイトを触って。いろいろやってきた結果、「自分が一番興味を持っているのは、その少し手前なのではないか」と思うようになりました。何を作るかを決める前に、何をするべきなのかを考える。それが、僕にとっての「企画」への入口でした。

目次

企画:「何を作るか」より、「何をしたらいいか」を考えたい

Webの仕事では、「ホームページを作りたい」という相談があります。もちろん、ホームページを作ることはできます。でも、そこで一度考えます。本当に必要なのは、ホームページなのだろうか。

もしかすると、情報を整理するだけでいいのかもしれない。SNSとの役割を分けたほうがいいのかもしれない。商品やサービスそのものを見直したほうがいいのかもしれない。あるいは、まず誰に何を伝えるのかを決めたほうがいいのかもしれない。そう考えていくと、「Webを作る」という仕事は、もっと大きな流れの中の一部分に見えてきます。

編集:「あるもの」を、もう一度組み直す

「編集」という言葉も、最初は少し遠いものでした。本や雑誌を作る人がする仕事。そんなイメージがありました。でも、WebやECの仕事をしていると、実は似たようなことをずっとやっていることに気づきます。

情報を集める。必要なものを選ぶ。順番を決める。言葉を整える。写真やデザインを組み合わせる。読む人に合わせて見せ方を変える。これは、「何かをゼロから生み出す」というより、「すでにあるものを組み直して、新しい意味をつくる」仕事です。編集は、「足すこと」だけではありません。選ぶ、並べる、削る、つなぐ。そして、伝わる形にする。

企画と編集は、つながっている

僕の中では、企画と編集はかなり近いものです。企画は「何をするか」を考えること。編集は「それをどう整理して、どう伝えるか」を考えること。そして、その先にWebやSNSやECなどの「実際に使う道具」があります。

考える、整理する、企画する、編集する、つくる、届ける。僕は、この流れを一つにつなげて考えることに興味があります。

もちろん、Webサイトを作る仕事はこれからもやります。Webは、情報を届けるための大切な道具だからです。ただ、僕自身の仕事を「Web制作」とだけ説明すると、少し違う気がしています。僕が関わりたいのは、Webサイトそのものよりも、その人や事業、活動が「どう伝わるか」。そして、「次に何をしたらいいか」が見える状態にすること。そのために、Webを使う、SNSを使う、文章を書く、必要ならECやオンラインツールも使う。道具が先ではなく、目的が先。企画も編集も、整理から始まります。だから最近は、「Webを作ります」よりも「まず整理しましょう」と言いたくなることがあります。

とはいえ、「企画と編集をしています」と言えば、それっぽく聞こえるかもしれません。でも、肩書きを先に決めて、仕事を後から合わせるのは、僕のやり方ではありません。実際に仕事をして、人と話して、情報を整理して、何が役に立つのかを確かめる。その積み重ねの中で、自分の仕事の形を少しずつ作っていきたい。「企画と編集」は、完成した肩書きというより、これから深めていく方向性です。

Webの仕事を始めた頃は、どうやって作るかを考えていました。そのうち、何を載せるかを考えるようになりました。さらに、誰に何を伝えるのかを考えるようになりました。そして今は、そもそも何をするべきなのか、というところまで考えています。企画して、編集して、整理して、伝わる形にする。そして、その先で人や事業が次に動けるようにする。そんな仕事を、これからもう少し深くやっていきたいと思っています。

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