「誰に・何を・どう伝えるか」を一度整理してみる|小さな事業の情報発信を設計する7つの質問

SI — Structural Intelligence

「Instagramには何を投稿すればいい?」「ホームページには何を書けばいい?」「ブログは何を書けばいい?」。媒体ごとに考えていると、だんだん迷子になります。そこで、一度もっと手前に戻って、「誰に・何を・どう伝えるのか」を7つの質問に分けて考えてみます。

目次

情報発信を設計する7つの質問

①誰に伝えるのか。「できるだけ多くの人」ではなく、どんな生活をしている人か、どんな場面で困っているかまで含めて、一人を思い浮かべます。②その人は何に困っているのか。「どこに行けばいいか分からない」「料金が分からなくて不安」「問い合わせるのが少し怖い」という小さな「分からない」も含まれます。③何を伝えれば「自分に関係ある」と思うのか。自分が言いたいことより、相手が今知りたいことから考えます。④何を見せれば理解できるのか。商品の大きさなら写真、サービスの流れなら図、店の雰囲気なら店内写真というように、見せるものに役割を持たせます。⑤どこで伝えるのか。ホームページには詳しい情報、SNSでは日々の活動、Googleマップでは場所や営業情報、というように媒体ごとに役割を分けます。⑥どの順番で伝えるのか。「この情報を知ったあと、相手は何を知りたくなるだろう?」と考えて並べます。⑦最後に何をしてもらうのか。必ずしもすぐ購入してもらう必要はなく、その人が今いる段階に合った次の一歩を用意します。

大切なのは、全部を完璧にすることではない

例えば地域の小さなお店なら、「近くで、自分に合うお店を探している人」を思い浮かべ、その人が感じている「どんな店なのか分からない」「初めてでも入りやすいか分からない」という不安に合わせて、どんなお店か、どんな人に向いているか、商品やサービスの内容、店内の雰囲気、場所、営業時間、料金を整理する。そしてGoogleマップで場所を確認できるようにし、SNSで日々の雰囲気を伝え、ホームページで詳しい情報を確認できるようにし、最後に来店や問い合わせの案内を置く。これだけでも一つの「伝える設計」になります。最初から全部を完璧にする必要はありません。まず「誰に伝えたいのか」だけでも考えてみる。次に「その人は何に困っている?」と考える。そこから一つずつ整理していけば、「なんとなく更新していたSNS」が、少しずつ意味のあるものに変わっていきます。

まとめ

情報発信のかなりの部分は、センスだけで決まるものではありません。誰に、何を、見せるものを、どこに、どの順番で、次に何をしてもらうのか。こうやって分解して考えることができます。そして伝えることは、相手を無理に動かすことではなく、必要な情報を渡し、分かりやすく整理し、最後に決めるのは相手に委ねること。「売るために伝える」のではなく、「選べるように伝える」。この7つは、新しい商品を出すときも、ホームページを作り直すときも、SNSを見直すときも、何度でも使えます。迷ったときは、ここに戻ってきてください。

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