仕事をしていると、「これ、自分一人でやらなきゃ」と思ってしまうことがあります。企画も、制作も、発信も、更新も、問い合わせも。小さな事業では特にそうです。人が少ないから、結局なんでも自分でやることになる。僕自身も、これまでそういう仕事をしてきました。でもこれからは、一人で全部できることより、必要なときに必要な人と組めること。そんな形もつくっていきたいと思っています。
「一人でできる」は、必ずしも強さではない
一人で全部できると自由です。自分の判断だけで進められるし、誰かに説明する手間もありません。でも、その分だけ自分の時間も体力も使います。できることが増えるほど「じゃあ、それも自分でやろう」となってしまい、気がつくと「何でもできるけど、何も進まない」という状態になることがあります。それは、ちょっともったいない。一人で抱えていると自分の中だけで判断することが増えて、「これでいいかな」と考え続けて前に進まないこともあります。誰かに話してみると一瞬で整理できることもあるし、自分では気づかなかったことを別の人が見つけてくれることもあります。協働には、作業を分担する以上の意味があると思っています。
得意なことは、人によって違う
僕はWebのことを考えるのが好きです。情報を整理したり、ページを作ったり、仕組みを考えたり、「これ、どうしたら分かりやすいかな?」と考えたりする。でも、僕ができないこともあります。写真を撮ること、イラストを描くこと、デザインを専門にすること、動画を撮影・編集すること、法律や税務の専門的な判断をすること。そこには、それぞれ得意な人がいます。だったら、無理に全部自分でやらなくてもいい。得意な人と組んだほうが、いいものになることもあります。
「丸投げ」と「協働」は違う
誰かにお願いすることと、一緒に仕事をすることは少し違います。「これ作ってください」と渡して終わるのではなく、「何のために作るのか」「誰に届けるのか」「どんな状態にしたいのか」を共有してから、それぞれの得意な部分を持ち寄る。それが僕の考える「協働」です。そのときに僕がやりたいのが、人と人をつなぐ役割です。何が必要なのかを整理して必要な人につなぎ、全体がバラバラにならないように目的や情報を整える。小さな事業ほど、必要なときだけ力を借りる柔軟な形が合うこともあります。Webサイトを作るときだけ、商品を見せるときだけ、新しいことを始めるときだけ。必要なときに、必要な人が集まる形でいい。
責任の所在は、曖昧にしない
協働という言葉を使うと、なんとなくふわっとした印象になることもあります。僕はそこを曖昧にしたくありません。誰が決めるのか、誰が作るのか、誰が確認するのか、誰が運用するのか。ここはちゃんと分ける。一緒に考えることと、責任の所在を曖昧にすることは別です。むしろ、協働するからこそ役割を整理しておく必要があります。ここでも、僕の好きな「整理」が出てきます。
まとめ
「これからは全部誰かとやります」という話ではありません。一人で集中したほうがいい仕事もあります。大事なのは、「一人でやる」か「誰かとやる」かを選べることです。「一人ではできないから頼む」だけではなく、「できるけれど、その人がやったほうがいいからお願いする」という選択もある。一人で全部できる人になりたいのではなく、必要な人と必要な形で、一緒に仕事をつくれる人になりたいと思っています。
