おまつの道具箱
道具が好きです。
パソコン。
キーボード。
マウス。
モニター。
ペン。
ノート。
時計。
ギター。
アンプ。
音楽を聴くための機材。
仕事で使うWebサービスやアプリ。
気がつけば、身の回りにはずいぶんたくさんの「道具」があります。
でも、道具が好きだからといって、
「新しいものを買えば仕事がうまくいく」
とは思っていません。
むしろ逆です。
道具が増えるほど、
「これは何のために使っているんだっけ?」
と考える必要が出てきます。
だから、この「おまつの道具箱」では、
僕が実際に使っているものや、好きなものを紹介しながら、
「道具と仕事」
について考えてみようと思います。
道具は、目的のためにある
仕事で新しいサービスを導入するとき、
「便利そうだから」
という理由だけで使い始めることがあります。
新しいAI。
新しいSNS。
新しいタスク管理ツール。
新しいクラウドサービス。
新しいスマートフォン。
どれも便利です。
でも、
便利なものを増やせば、
仕事が便利になるとは限りません。
むしろ、
ログイン先が増える。
通知が増える。
設定が増える。
覚えることが増える。
管理するものが増える。
ということもあります。
これは、Webの仕事でもよくあります。
「このツールを使えばできます」
と言われる。
確かにできる。
でも、
「そもそも、それをする必要があるのか?」
という話は別です。
僕は、道具を選ぶとき、
まず目的を見るようにしています。
何をしたいのか。
誰が使うのか。
どれくらいの頻度で使うのか。
今の環境で本当に必要なのか。
そして、
その道具を使い続けられるのか。
この順番です。
良い道具は、仕事を目立たせない
好きな道具には、
「使っていて気持ちいい」
という感覚があります。
キーボードを打つ。
ペンで文字を書く。
ノートを開く。
ギターを弾く。
時計を見る。
こういう何気ない動作が、
少しだけ気持ちいい。
僕は、こういう感覚が結構好きです。
ただ、
仕事で使う道具については、
「道具がすごい」
ことより、
「道具を意識しなくなる」
ことの方が大切だと思っています。
例えば、
キーボードが使いにくければ、
文字を打つたびにストレスになります。
マウスが合わなければ、
操作するたびに小さな違和感が積み重なります。
モニターの位置が悪ければ、
一日中それが負担になります。
逆に、
自分に合った環境になると、
道具のことをあまり考えなくなります。
その分、
本来考えるべき仕事に集中できます。
良い道具は、
自分を主張しすぎない。
僕はそんな感覚が好きです。
「高い=良い」ではない
道具の話をすると、
「結局、高いものが好きなんでしょ?」
と思われるかもしれません。
まあ、
否定はしません。
好きなものは好きです。
時計も好きですし、
ギターも好きです。
文房具も好きです。
でも、
高ければいいとは思っていません。
高価な道具には、
高価になる理由があります。
素材。
精度。
耐久性。
設計。
歴史。
ブランド。
職人の技術。
そういうものが積み重なっています。
一方で、
自分の仕事には必要のない性能もあります。
100の性能があっても、
自分が30しか使わないなら、
30の道具で十分かもしれません。
大切なのは、
「値段」ではなく、
「自分の目的に合っているか」
です。
道具には「慣れる時間」がある
新しい道具を買ったとき、
最初から使いやすいとは限りません。
むしろ、
「前の方が使いやすかった」
と思うこともあります。
キーボードもそう。
マウスもそう。
アプリもそう。
スマートフォンもそう。
新しいものには、
慣れる時間があります。
だから、
道具を選ぶときは、
「性能」だけではなく、
「自分が使い続けられるか」
も重要です。
どれだけ高性能でも、
使うたびに面倒なら、
その道具は仕事の邪魔になります。
逆に、
最初は少しクセがあっても、
慣れると手放せなくなる道具もあります。
道具との関係は、
人間関係に少し似ているかもしれません。
最初の印象だけでは、
本当の相性は分からない。
Webの仕事でも、同じことが起きる
これは、
WebサイトやSNSにも当てはまります。
「WordPressがいい」
「Instagramをやった方がいい」
「LINE公式アカウントを使った方がいい」
「AIを使った方がいい」
「ネットショップを作った方がいい」
こうした話はたくさんあります。
でも、
「それを使うこと」が目的になってしまうと、
少しおかしくなります。
本来は、
売りたいものがある。
伝えたいことがある。
お客さんに来てほしい。
問い合わせを増やしたい。
情報を整理したい。
業務を楽にしたい。
その目的があって、
必要な道具を選びます。
だから、
「何のツールを使うか」
より先に、
「何を解決したいか」
を考える。
これは、
松井構造室で仕事をするときにも、
かなり大事にしていることです。
道具を増やす前に、使っていない道具を見直す
仕事が忙しくなると、
新しい道具を探したくなります。
効率化したい。
もっと早くしたい。
もっと便利にしたい。
その気持ちはよく分かります。
僕自身も、
「これを使ったら便利そう」
と調べ始めることがあります。
でも、その前に、
今あるものを見る。
これが結構大事です。
使っていないサービスはないか。
二重管理していないか。
同じ情報を何度も入力していないか。
誰も見ていないSNSを更新していないか。
必要のない通知が来ていないか。
昔作ったけれど、今は使っていない仕組みはないか。
新しい道具を買うより、
使っていない道具を一つ減らす方が、
仕事が楽になることもあります。
僕は「道具を使う人」でいたい
Webの世界では、
新しい技術がどんどん出てきます。
昨日まで普通だったものが、
いつの間にか古くなる。
新しいサービスが登場する。
AIができることも増えていく。
だから、
全部を覚えようとすると、
たぶん追いつきません。
僕は、
全部を知っている人になるより、
必要なときに必要な道具を選べる人でいたいと思っています。
道具そのものを目的にしない。
流行っているから使うのではなく、
必要だから使う。
そして、
必要がなくなったら手放す。
これくらいでいいと思っています。
「おまつの道具箱」について
このコーナーでは、
僕が実際に使っている道具や、
昔から好きなものについて書いていきます。
パソコンやWebツールだけではありません。
音楽。
ギター。
アンプ。
ペン。
ノート。
時計。
仕事環境。
机。
キーボード。
マウス。
スマートフォン。
ときには、
「これは仕事に関係あるのか?」
というものも出てくると思います。
でも、
たぶん全部つながっています。
どんなものを選ぶのか。
なぜそれを選ぶのか。
何を大切にするのか。
そういうところには、
その人の仕事の仕方や、
ものの考え方が少し出るからです。
道具を見ると、その人の仕事が少し見える
僕は、
「道具を見れば、その人が分かる」
とまでは思っていません。
人間はそんなに単純ではありません。
ただ、
「なぜ、それを使っているのか?」
を聞くと、
その人の考え方が少し見えることがあります。
速さを重視する人。
正確さを重視する人。
使いやすさを重視する人。
見た目を重視する人。
長く使えることを重視する人。
新しいものを試すのが好きな人。
昔からあるものを大切にする人。
どれが正解ということではありません。
自分にとって何が大切なのか。
それが分かっていれば、
道具選びで迷いにくくなります。
道具に振り回されない
僕が一番大切にしたいのは、
ここかもしれません。
道具は、
仕事を助けるためにあります。
Webも、
SNSも、
AIも、
パソコンも、
スマートフォンも、
全部そうです。
便利だから使う。
高機能だから使う。
みんなが使っているから使う。
ではなく、
「自分は何をしたいのか?」
から考える。
そして、
必要な道具を選ぶ。
その道具を、
ちゃんと使う。
必要がなくなれば、
手放す。
シンプルですが、
これが意外と難しい。
だから僕自身も、
これからも試行錯誤していきます。
この「おまつの道具箱」では、
そんな試行錯誤も含めて、
仕事道具について書いていこうと思います。
高価なものをおすすめする場所でもありません。
最新のものを紹介する場所でもありません。
「これが絶対に正解」という場所でもありません。
ただ、
僕が使ってみて、
考えて、
「これは面白いな」
と思ったものを、
その理由と一緒に残していきます。
道具を選ぶことは、
自分の仕事を選ぶことでもある。
そして、
自分がどう働きたいのかを考えることでもある。
そんなことを、
道具を通して考えてみようと思います。
それでは、
おまつの道具箱。
少しずつ、
開けていきます。