2026年版|「仕事は楽しんだ方がいい」だけでは足りない。続けられる仕事をどうつくるか

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目次

「仕事は楽しんだ方がいい」

たしかに、そう思います。

好きなことを仕事にできたらいい。

毎日楽しく働けたらいい。

一緒に働く人とも、楽しく過ごせたらいい。

でも、仕事について考えていると、僕はもう一つのことも気になります。

「楽しい仕事って、どういう仕事なんだろう?」

ということです。

好きなことをやっているから楽しい。

それだけではない気がします。

うまくいかない日もある。

面倒なこともある。

思ったように結果が出ないこともある。

それでも、なぜか続けられる。

そんな仕事もあります。

今回は「仕事を楽しむ」という言葉を、少しだけ別の角度から考えてみます。

「楽しい」と「ラク」は違う

まず、ここは分けて考えたいところです。

楽しい仕事だからといって、ラクとは限りません。

むしろ、好きなことほど夢中になってしまって、気がついたら時間が経っていることもあります。

難しい課題に取り組む。

何度もやり直す。

お客様の要望を聞く。

うまくいかなかった原因を考える。

こうしたことは、決して「ラク」ではありません。

それでも、

「もう少しやってみたい」

と思える。

そこに「楽しさ」があるのではないでしょうか。

だから、

楽しい=苦労がない

ではない。

僕はそう考えています。

仕事の「楽しさ」は、結果だけでは決まらない

仕事が楽しいかどうかを、

「売上が上がった」

「評価された」

「感謝された」

という結果だけで判断すると、少し苦しくなることがあります。

もちろん、結果は大切です。

事業として続けるなら、利益も必要です。

でも、結果が出るまでには時間があります。

その間ずっと、

「まだ結果が出ていないから、この仕事は楽しくない」

となってしまうと、続けることが難しくなります。

だからこそ、途中にも楽しさを見つける。

昨日できなかったことができた。

知らなかったことを知った。

使ったことのないツールを試した。

一人では思いつかなかった方法を見つけた。

お客様との会話から新しいアイデアが生まれた。

そんな小さな変化も、仕事の面白さです。

「やってみる」と、仕事は少し面白くなる

僕は、仕事において「試す」ということをかなり大切にしています。

もちろん、何でも闇雲にやればいいわけではありません。

考える。

小さく試す。

結果を見る。

修正する。

もう一度やってみる。

この繰り返しです。

例えばWebサイトなら、

「この文章のほうが分かりやすいかもしれない」

と思ったら変えてみる。

SNSなら、

「この伝え方では届きにくいかもしれない」

と思ったら試してみる。

AIなら、

「この使い方ができるかもしれない」

と思ったら実際に使ってみる。

やってみると、予想と違う結果が出る。

そこでまた考える。

この「仮説→実験→発見」の繰り返しは、仕事を少し研究のようにしてくれます。

小さな事業では「全部自分でやる」が普通になりやすい

個人事業や小さな事業では、営業も、制作も、経理も、SNSも、商品管理も、全部自分でやらなければならないことがあります。

そうなると、

「仕事を楽しもう」

と言われても、なかなか簡単ではありません。

やることが多すぎるからです。

本当は得意なことに集中したいのに、苦手な作業に時間を取られる。

発信したいのに、日々の仕事で手いっぱいになる。

新しいことをやりたいのに、目の前の作業が終わらない。

この状態では、「楽しむ気持ち」を持つことそのものが難しくなります。

だから、仕事を楽しむためには、

「仕事そのものを変える」

だけではなく、

「仕事の構造を整理する」

ことも必要になります。

楽しくない作業を、全部好きになる必要はない

ここも大切です。

苦手なことまで、無理に好きになる必要はありません。

経理が苦手なら、経理を簡単にする仕組みを考える。

SNSが苦手なら、投稿をつくる流れを決める。

Web更新が面倒なら、更新しやすい構造にする。

情報が散らかっているなら、一度整理する。

「苦手だけど頑張る」だけが解決方法ではありません。

道具を変える。

手順を変える。

頻度を変える。

誰かに頼む。

やめる。

こうした選択肢があります。

仕事を楽しむために必要なのは、「すべてを好きになること」ではなく、

「自分が続けられる形にすること」

なのかもしれません。

仕事の中に「自分で決められる部分」をつくる

仕事がつまらなくなる理由のひとつは、

「自分で決められない」

ことかもしれません。

言われた通りにやる。

決められた手順を繰り返す。

自分では変えられない。

そういう状態が続くと、仕事から自分自身が離れていくことがあります。

反対に、

「ここは自分で考えてみよう」

「この方法を試してみよう」

「この順番に変えてみよう」

と、自分で選べる部分があると、仕事への関わり方が変わります。

これは会社員でも、個人事業でも同じだと思います。

全部を自由にする必要はありません。

小さな部分でも、

「自分で考えて決めた」

という場所をつくる。

それだけでも仕事との距離が変わります。

「好き」を仕事にするより、「好きになれる余白」をつくる

「好きなことを仕事にする」

という言葉は、とても魅力的です。

でも、好きなことを仕事にした瞬間に、それが義務になることもあります。

好きだったことに、

納期がつく。

売上目標がつく。

お客様の要望がつく。

責任がつく。

そうすると、以前とは違うものになります。

だから僕は、

「好きなことを仕事にする」

だけではなく、

「仕事の中に、好きになれる余白を残す」

という考え方も大切だと思っています。

全部を仕事にしなくてもいい。

全部を効率化しなくてもいい。

ちょっと試してみる。

気になったことを調べる。

新しい道具を使ってみる。

面白い人と話す。

そんな余白が、仕事を長く続ける理由になることがあります。

2026年は「つくること」より「どう使うか」が面白くなる

AIやWebツールの進化によって、何かをつくること自体は以前より簡単になっています。

文章を書く。

画像をつくる。

資料をつくる。

Webページをつくる。

アイデアを出す。

こうしたことを、さまざまなツールが手伝ってくれます。

すると、これからは、

「何をつくれるか」

だけではなく、

「何に使うのか」

「どう組み合わせるのか」

「実際の仕事をどう変えるのか」

が重要になります。

ここには、かなり大きな面白さがあります。

新しい道具を使ってみる。

今まで時間がかかっていた作業を変えてみる。

一人では難しかったことを試してみる。

そして、

「これ、使えるかもしれない」

という発見をする。

僕にとっては、こういう瞬間も仕事の楽しさのひとつです。

「楽しさ」は、誰かに与えてもらうものではない

仕事が楽しくないとき、

「もっと楽しい仕事がしたい」

と思うことがあります。

環境を変えることが必要な場合もあります。

仕事内容を変えることが必要な場合もあります。

でも、その前に一度、

「今の仕事の中で、自分が変えられるところはないだろうか?」

と考えてみるのもいいと思います。

順番を変える。

道具を変える。

伝え方を変える。

やり方を変える。

誰かに相談する。

小さな実験をしてみる。

そうすると、同じ仕事でも少し違って見えることがあります。

仕事の楽しさは、外から与えられるものだけではなく、自分でつくれる部分もある。

そう思っています。

旭川で仕事をすることも、実験の連続

僕自身、旭川でいろいろな仕事や活動に関わってきました。

Web。

オンラインショップ。

店舗。

福祉。

コワーキングスペース。

地域の活動。

イベント。

ブランド。

SNS。

そして、今はそれらを横断しながら、

「人や小さな事業が動ける状態って、どういうものだろう?」

と考えています。

一見すると、バラバラに見える経験もあります。

でも、実際にやってみると、

「これはWebにもつながるな」

「これは情報整理にも使えるな」

「この考え方はイベントにも応用できるな」

ということがあります。

経験は、あとからつながることがある。

だから、今やっていることがすぐに結果にならなくても、

「これは何の役に立つんだろう?」

と決めつけすぎなくてもいいのかもしれません。

楽しい仕事には「余白」がある

僕が仕事について考えるとき、最近特に大切だと思うのが「余白」です。

予定を詰め込みすぎない。

情報を詰め込みすぎない。

サービスを増やしすぎない。

SNSを増やしすぎない。

やることを増やす前に、

「本当に必要なのか?」

を考える。

余白があると、考えることができます。

試すことができます。

人と話すことができます。

偶然の出会いも生まれます。

そして、少し楽しめる。

だから、

「仕事を楽しむ」

ということは、

「仕事を増やす」

ことの反対側にあるのかもしれません。

「続けたい」と思える仕事をつくる

楽しい仕事を考えるとき、

「毎日ワクワクしているか?」

だけを基準にしなくてもいいと思います。

むしろ、

「明日も、もう一度やってみようと思えるか?」

くらいでいい。

今日は失敗した。

でも、もう一回試してみたい。

今日は大変だった。

でも、少し面白い発見があった。

今日は思ったようにいかなかった。

でも、次はこうしてみよう。

そんなふうに思える仕事。

それは、必ずしも華やかな仕事ではありません。

地味かもしれない。

小さいかもしれない。

時間がかかるかもしれない。

でも、続けられる。

そして、続けることで少しずつ上手くなる。

その積み重ねが、やがて自分だけの仕事になっていくのだと思います。

松井構造室が考えていること

松井構造室では、

「何をつくるか」

だけではなく、

「どうすれば続けられるか」

まで考えたいと思っています。

Webサイトをつくる。

SNSを整理する。

情報をまとめる。

ツールを導入する。

それだけで終わるのではなく、

その後、自分たちで使えるか。

更新できるか。

迷わず続けられるか。

仕事の負担を減らせるか。

本来やりたいことに時間を使えるか。

そこまで考える。

「つくって終わり」ではなく、

「使い続けられる状態」をつくる。

それも、仕事を楽しむためのひとつの条件だと思っています。

仕事は、楽しめなくてもいい日がある

最後に、少しだけ現実的なことも書いておきます。

毎日仕事が楽しい必要はありません。

今日は面倒。

今日は疲れた。

今日はやりたくない。

そんな日も普通にあります。

だから、

「仕事を楽しめない自分はダメだ」

と考える必要もないと思います。

大切なのは、毎日楽しいことではなく、

「それでも、またやってみようと思える何かがあるか」

なのかもしれません。

好きだから続ける。

面白いから続ける。

誰かに喜ばれたから続ける。

自分で試してみたいから続ける。

まだ途中だから続ける。

理由は何でもいい。

仕事を楽しむというのは、笑顔で働き続けることではなく、

「自分なりの面白さを見つけながら、続けられる状態をつくること」

なのかもしれません。

僕はこれからも、そんな仕事のつくり方を考えていきたいと思っています。

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