商品、ターゲット、情報、店舗、体験、地域、口コミ、価格、リピーター、ファン、紹介、SNS、検索、導線。マーケティングのテーマはたくさんあります。全部を見ると「結局、何から始めればいいんだろう?」と思うかもしれません。始める順番を整理します。
1.「何をしているのか」を一言で言えるようにする
「あなたは何をしている人ですか?」と聞かれて、「○○を作っている」「○○について相談できる」と一言で答えられるか。いろいろやっていること自体は悪くありませんが、初めて知る人には伝わりにくくなります。まず大きな活動を一つの言葉にしてみることが、情報発信の土台になります。
2.「誰に必要なのか」を考える
「誰でもどうぞ」では、誰に向けて説明すればいいのか分からなくなります。年齢だけではなく、悩み、状況、生活、困っていることから「一番必要としてくれそうなのは誰か」を考えます。
3.「何が変わるか」で価値を考える
商品そのものだけを説明していると、価格比較になりやすくなります。「これを使うとどうなるのか」「何が楽になるのか」「どんな時間を過ごせるのか」まで考えると、伝え方が変わります。これは価格を決めるときにも役立ちます。
4.「どこで知ってもらうか」を決める
ここで初めてSNSやWebの話が出てきます。Instagram、Facebook、ブログ、ホームページ、Googleマップ、広告。全部やる必要はありません。お客さんがどこで情報を探すのか、自分の魅力がどこで伝わりやすいのか、自分が無理なく続けられるのはどこか。この3つから考えます。
5.「見つけてもらった後」を用意する
SNSで見つけてもらった、検索で見つけた、紹介してもらった。その先に、何を見るのか、どこで詳しく知るのか、どう問い合わせるのか、どこから買うのかを用意しておく。「入口」だけでなく「その先」を作ることが大切です。
6.情報は「多ければいい」わけではない
ホームページに実績、プロフィール、商品、料金、ブログ、SNS、写真、動画とたくさん載せたくなりますが、見る人が迷えば逆効果です。大切なのは「必要な情報が、必要な場所にあること」です。
7.「どこが詰まっているか」を見つける
思うように事業が動いていないとき、「もっと頑張らなきゃ」と考える前に流れを見てみます。知られていないのか。知られているけれど内容が伝わっていないのか。興味は持たれているけれど問い合わせにつながらないのか。一度利用されても戻ってこないのか。全部を直す必要はありません。一番詰まっているところから直すだけで、かなり変わります。
まとめ
小さな事業のマーケティングは、派手な広告やSNS運用から始める必要はありません。何をしているのか、誰に必要なのか、何が価値なのか、どこで知ってもらうのか、何を見れば安心できるのか、どう申し込むのか。この順番で整理していくと、別々に見えていたものが少しずつつながってきます。「Instagramを毎日投稿すれば成功する」という一つの正解はないからこそ、自分の事業の流れを見て考えることがスタートになります。
