ブランドパーソナリティとは?ブランドを「どんな人柄」に感じてもらうか

SI — Structural Intelligence

「このお店、なんとなく感じがいいな」「この会社は、ちょっと真面目な印象がある」。こうした印象は、商品そのものだけから生まれるわけではありません。名前やロゴ、Webサイト、SNS、接客、文章、写真など、いろいろな情報が積み重なって、「このブランドって、こういう感じだよね」という印象ができていきます。

目次

ブランドパーソナリティとは何か

ブランドパーソナリティとは、そのブランドを一人の人間のように考えたとき、どんな性格・人柄に感じられるかを整理する考え方です。もちろん、ブランドそのものに人間のような性格があるわけではなく、あくまでお客さんが受け取る印象を考えるための視点です。

似た言葉と並べると違いが見えます。ブランドメッセージは「何を伝えるか」、トーン・オブ・ボイスは「どんな声で伝えるか」、そしてブランドパーソナリティは「どんな人柄・性格として感じてもらうか」。同じ「コーヒーを提供する店」でも、静かで落ち着いた店と、地域の人が集まる親しみやすい店では、感じるブランドは違います。

パーソナリティを考える理由の一つは、判断基準をつくるためです。「落ち着いていて、誠実で、少し親しみやすいブランドでありたい」と言葉になっていれば、SNSの文章や写真を選ぶときに「自分たちらしいか」を見直す基準になります。

言葉は、3つくらいに絞る

ありがちな失敗は、「親しみやすい」「高級感がある」「楽しい」「真面目」「革新的」「優しい」「専門的」と、たくさんの言葉を並べてしまうことです。全部を強く出そうとすると、かえって印象がぼやけます。最初は3つくらいの言葉に絞って考えると分かりやすいでしょう。

もう一つ大切なのは、パーソナリティは「自分がなりたい像」だけで決めないことです。その印象が、お客さんにとって価値につながるか。安心感や丁寧さが重要なサービスなら、落ち着いた言葉遣いそのものが価値になります。すべての人に同じように好かれる必要はなく、「この感じ、好きだな」と思ってくれる、相性の合う人に見つけてもらうための個性でもあります。

人柄は、細かいところに出る

大きなキャッチコピーよりも、細かなところに人柄は表れます。問い合わせへの返信が丁寧か、商品説明が詳しいか、失敗したときにどう説明するか、SNSでどんな話題を扱うか、どんな言葉を使わないか。こうした小さな判断の積み重ねがブランドの印象になっていきます。

小さな事業では、店主や代表者の人柄がブランドの印象に直結することも少なくありません。個人の生活をすべて公開する必要はなく、仕事に対する考え方や説明の仕方、お客さんへの接し方といった仕事上の振る舞いだけでも十分に伝わります。

考える入口として、「このブランドを一人の人に例えるなら、どんな人?」「初対面の人には、どんな距離感で接する?」「絶対に言わない言葉はある?」といった質問が使えます。

まとめ

ブランドパーソナリティとは、ブランドをどんな人柄として感じてもらいたいかを整理する考え方です。好きな言葉をたくさん並べるのではなく、誰にどんな価値を届けるのか、その人たちにどんな存在として感じてもらうのが自然なのかまで考えること。ブランドはロゴだけではつくられません。「何を売るか」だけでなく「どんな存在として覚えてもらいたいか」を考えることが、らしさへの近道になります。

ホームページを作ったのに問い合わせが来ない店向け『Web整理相談』— 誰向けか・何を頼めるか・どこから連絡するかを、伝わる順番に整えます。

相談・お問い合わせはこちら

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次