帯広の秋イベントから考える小さなお店の情報発信|地域のにぎわいを来店につなげる方法

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地域のイベントを、お店の次の一歩につなげる。イベントがある。人が集まる。では、そのにぎわいは地域のお店にどう届くのでしょうか。北海道・帯広では、10月後半から秋のイベントが続きます。2026年10月25日(日)には「フードバレーとかちマラソン」、10月31日(土)から11月4日(水)までは「第57回おびひろ菊まつり」が開催される予定です。どちらも地域の魅力を知ってもらうきっかけになる催しですが、イベントが開催されることと、地域のお店にお客様が来てくれることは、必ずしも同じではありません。

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帯広の秋、どんなイベントがある?

フードバレーとかちマラソンは、2026年10月25日(日)の午前8時30分から正午まで開催予定です。帯広市の公式案内では、ハーフマラソン、5km、2.5km、親子ファミリー、車いす種目などが設けられています。参加申し込みは9月6日に締め切られていますが、開催当日は大会に関わる人や応援する人など、地域の中でさまざまな動きが生まれる日になりそうです。大会のコースや交通規制などは、参加者だけでなく周辺で営業するお店にとっても確認しておきたい情報です。

第57回おびひろ菊まつりは、10月31日から11月4日まで、とかちプラザで開催されます。開催時間は初日の10月31日が午前10時から、11月1日以降は午前9時から午後5時まで、最終日の11月4日は午後4時までと案内され、入場料は無料です。総合花壇のテーマは「煌めきのフラワーストリート」で、菊花展なども予定されています。会場はJR帯広駅南口から近い、とかちプラザです(詳細は帯広市公式サイトでご確認ください)。

イベントがあるだけでは、お店の集客にならない

地域で大きなイベントが開催されると、普段とは違う人の動きが生まれる可能性があります。しかし、イベントがあるからといって、周辺のお店に必ず人が流れてくるわけではありません。来場する人がそのお店の存在を知っているとは限らないからです。お店の場所を知っていても、営業しているかどうかわからないかもしれない。営業しているとわかっても、自分が利用できるお店なのか、何を提供しているのかがわからなければ、入店を迷うこともあります。人が集まる場所があることと、自分のお店が選ばれることは別の話です。地域のにぎわいを活かすには、「イベントがある」という情報だけでなく、「自分のお店は誰に、何を提供できるのか」まで伝える必要があります。

イベント前に整理したい5つのこと

イベントに合わせて、無理に大きなキャンペーンをする必要はありません。まずは今ある情報を整えるだけでも、来店を検討する人にとって親切な案内になります。

①営業日と営業時間。イベントの日に営業するのか、通常営業なのか、営業時間を変更するのかを明確にします。Googleビジネスプロフィール、ホームページ、SNSなど、普段使っている媒体の情報が一致しているかも確認しておきたいところです。②お店の場所とアクセス。地図へのリンク、最寄り駅からの行き方、駐車場の有無など、来店前に知りたい情報をまとめます。③何が買えるのか、何ができるのか。飲食店ならメニューやテイクアウトの可否、雑貨店なら取り扱う商品の特徴やギフトに向いている商品、サービス業なら当日利用できるサービスや予約方法です。④イベントとの関係をわかりやすく伝える。営業時間を変更するなら変更後の時間を掲載する。イベントと直接関係がないお店でも、「通常どおり営業しています」という情報が役立つ場合があります。大切なのはイベントに無理やり便乗することではなく、地域を訪れる人にとって役立つ情報を届けることです。⑤来店後の接点をつくる。ホームページやSNSへの案内、オンラインショップ、次回のイベント情報など、お客様にとって便利で、お店側も無理なく続けられる方法を選びます。

「イベントがあります」だけで終わらせない

SNSで開催情報を紹介する投稿自体は悪いことではありません。ただ、お店の情報発信として考えるなら、もう一歩踏み込んでみたいところです。「今週末は帯広でマラソン大会があります!」という投稿と、「10月25日はフードバレーとかちマラソンが開催予定です。当店は当日も通常営業します」という投稿では、来店を考える人に届く情報が違います。もちろん、投稿内容は実際の営業予定に合わせて作る必要があります。特別な商品を用意していないなら、用意しているかのように書かない。情報発信で大切なのは、目立つことだけではなく、見た人が正しく理解して行動できることです。

ホームページは基本情報をまとめておく場所、SNSは当日の様子や臨時のお知らせを届ける場所、Googleビジネスプロフィールは検索やマップで探す人に所在地や営業時間を届ける場所。それぞれの役割を意識し、お客様がどこでお店を知っても必要な情報にたどり着けるようにすることが大切です。イベントが終わったあとも、地域のイベントをきっかけに知った商品やお店の魅力を紹介するなど、次につながる情報を残すことができます。発信を増やす前に、伝える内容と目的を整理する。誰に届けたいのか、何を知ってほしいのか、知った人に次に何をしてもらいたいのか。この順番を整理するだけでも、ホームページやSNSで発信する内容を決めやすくなります。

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